ヒトコト図書館掲示板

髙橋キヌ、28歳独身。月に読む本は150冊以上、本代は常に10万円。ページのあいだに棲んでいます。

彼氏彼女の事情

LINEマンガにハマってからというもの、知らなかった本(少年誌掲載の作品とか)を大量に買付けていることは以前記事にしました。

 

…実は知ってる本も買付けているんですよね。

  

これとかね。

彼氏彼女の事情 1 (花とゆめコミックス)
 

そう、まさかの『カレカノです。  

当時の必読書だったと言っても過言ではない『カレカノ』です。

主人公の飼い犬(ペロペロ)のキーホルダーが女子高生のマストアイテムだった『カレカノ』です。

名作すぎて白泉社文庫にもなっている『カレカノ』です(しつこい

彼氏彼女の事情 1 (白泉社文庫 つ 1-2)

彼氏彼女の事情 1 (白泉社文庫 つ 1-2)

 

 

いやいやいや、よもやまさか。知ってはいたんですよ!

キヌは小学生のときは王道の なかよし→りぼんっ子 で、お小遣いは月に500円だったので他の月刊誌やコミックスを購入する余裕なんてなかったんです。

アニメ放映時はタイムリーなことに物心ついていて、タダで内容を知る絶好の機会だったんだけど。

小学生が高校生のおねえさんの恋愛ものをリビングで観るのは想像以上にハードルが高くてですね。母親の帰宅が遅いときにこっそり観ていたのですが、いかんせんキスシーンのときは目を覆ったりしていたので 内容が超うろおぼえ だったんです(そりゃそうだ

 

LINEマンガで読んでいたらそんな思い出が蘇ってきて。冒頭すぐのイジメのシーンが思い出よりひどくなかったのもあってもう3秒で大人買付しました。

大人って自分の好きなことにお金使えて、最高に気持ちいいですね。

 

知ってるよ!と突っ込まれそうですが、あらすじはこんな感じです。

頭よし性格よしの完璧な優等生・宮沢雪野。でも実は良く見られたいがため、不断の努力を続ける見栄っ張りだった。そんな雪野が唯一勝てないのが有馬総一郎。憎っくき有馬に対して雪野は…!? 

 

小学生のときは憧れが強すぎてラブ♡面しか見ていませんでしたが、ステレオタイプな憧れを押し付けてしまいがちな「家族」について正面から向き合った作品でした。

 

ほんとうの家族とか 友達って 相手の欠点も知ってて それでも"好き"っていうことよ

いつも恐かった いつかはじーさんと別れなきゃならないことが それならなにかを残してからにしたかった なのに 苦しい なにも残せなかった してやりたかったことばかり頭の中でずっと

みんなどれほど倖せになろうと足掻いたのか分かったから

完成した人間のように見えていた大人たちが 身近になった

聞いたのは嫉妬や愛憎 過ち 弱さ 迷い ひとの綺麗じゃない面なのに それはかえって血の通った人間として好意を抱かせるものだった

 

カレカノ』は登場人物によって家族の形もバラバラ。それぞれの視点からの「家族」への思いがまた深いのです。

ここに引用するだけで作中のシーンがフラッシュバックして泣ける(涙もろい

 

小学生の頃の記憶通り、ラブもあったけど。

その邦訳は「恋」っていうより「愛」だったし。

「コンプレックス」っていうのはさ 裏返せば

"自分が絶対なりえないものに対するアコガレ" なんじゃないのかな

心のバランスが取れなくなるから恋愛でしょ カッコつけてうまくやってるうちはまだ本当じゃない それはまだ相手より自分の心を大事にしてるってことだよ 心のバランスが崩れるほどの人に会った だから心を「奪われる」っていうの

ありまに甘えるのは好きだけど 甘やかされてなまけてしまうのは絶対にイヤ

ようやく分かった 完璧だからといって ひとの愛を得られるわけではないということが 完璧であればあるほど それは「機械」や「作品」でしかない

他の人とはきっとムリだけど お前となら肩を並べて同じ方を見ていけると思った 遠い地平の向こうまで

お前のことを 知ってるわけでもなきゃ 自分のために何かしてくれるわけでもない無責任な他人の言葉に 振り回されることはないんだよ

「けちつけたい病」のやつがいるんだよ

具体的なことを知ってたわけじゃないし お互いにそんな話をしたわけじゃないけど 傍にいれば見えるものあるよ

 

ほんとうに 高校生の台詞か?!っていう。

登場人物がほぼ高校生(家族の話が多いので、親は出てくるけどね)なのにも関わらず、病み&悟り具合がかなりハイレベル。キヌは女子校だったのでリアル女子高生時代に恋愛のチャンスは訪れなかったっていうのもあるのですが、高校生の恋愛ってもっとなんかこう衝動的なものだと思ってました。

ちなみに一部、あさば(♂)からありま(♂)向けのセリフが入ってますがキニシナイ。っていうかこれも広く愛だなと思ったのでね。BL的な意味ではなく。

 

 

登場人物のコミュニケーションがface to faceなのもあって、時を経た今でも違和感なく読めます(たまにポケベルとかが小道具に出てきて感情移入できなくなることがあるので 

残念ながらLINEマンガでの掲載は終わってしまっているのですが、恋愛はし尽くしたというみなさまでも楽しめる作品なので、興味があれば本屋さんで探して読んでみてください。

  

 

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ちなみに作中に出てくる人間の分け方が衝撃的でした。

人間にはさ 陽光型と月光型があるんだって

陽光型は自分で光を発せて他人まで照らすことができる 月光型は陽光がいてはじめて自分も光ることができるタイプ

闇なんか理解しない者だから 自分には探し出せない答えをみつけられるかもしれない

 

コミックスの特典として挙げられるのが書き下ろしのあとがき。作家さんの個人スペースなので作家さんごとにかなり個性が出ます。現在ほぼコミックス派であるキヌの最大楽しみポイントです。

 

カレカノ』では読書ノートが特に好きでした。

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少年少女向けの児童文学は正直、対象年齢のときにもっともっともっと読んでおけば良かったと思ってはいるのですが。大人になったらなったで主人公以外のキャラが浮き上がってきて面白いのです。キヌはまだ子どもがいないのでわかりませんが、親になったら親視点で楽しめるのかもしれませんね。

 

津田雅美先生は、最新作もご紹介しています。

librarian-kinu.hatenablog.com

 

カレカノ』を思い出すきっかけになったLINEマンガについては下記に纏めています。

librarian-kinu.hatenablog.com