ヒトコト図書館掲示板

髙橋キヌ、28歳独身。月に読む本は150冊以上、本代は常に10万円。ページのあいだに棲んでいます。

アルキヘンロズカン

お遍路さんといえば、かの蝶々さんや国会議員の先生もやったことで有名ですが。キヌは正直どういうものなのかよくわかっていなかったんですよね。

四国で各所を巡って何かを集めれば願いが叶うってことしか。

なんだろうこの漂うドラゴンボール感は。ワンピースでもいいよどっちもまだ読んでないけど。

 

そこでタイトルの語感が気になって買付てあったこちらを読んでみました。

 

あらすじはこちら

四国八十八カ所の寺を巡れば願いが叶うと信じられる“遍路”。学生、外国人、時に逃亡者。彼らはいったい何を願い求めて歩くのか。漫画家として行き詰まった男と、いつも仏頂面で無職の女。それぞれがそれぞれの理由で四国遍路旅に出て――。著者が実際に四国遍路で聞いて見て経験した様々な出来事を元に描いた、あらたな旅コミック!

 

この本には、「同時期にお遍路をしている」というだけの共通点しかない男女が複数登場し、視点もその都度変わります。 

キヌは作中のこんな言葉にぐさりと来ました。

職業遍路も学生遍路も

気楽にみえる人も深刻にみえる人も

みんな同じように

何か変わるんじゃないか 得られるものがあるんじゃないかって 期待しながら歩いてるんじゃないかな

 

みんな、それぞれ事情があって。

外から見えている(中でも自分が感じ取ることができる)だけが、その人じゃない。

今後の人生でお遍路さんをやることがなくても、その事実だけは覚えていたいと思いました。

 

この本には「キヌちゃん」が出てきます。

あらすじにも書いてある通りのぶすくれたキャラで、正直あんまり好きになれなかったのですが。

最後にこの笑顔。 

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反 則 で す (めっちゃかわいいやん

 

自分と同じ名前のキャラがいい子だったり、物語を通して成長したりすると嬉しくなりますね。この間見つけた子は不倫キャラだったから余計にそうかも(笑)

一方、家族と同じ名前のキャラがいるともっと心中複雑です。父親と同じ名前のヒーローがいたコミックは、頭の中でドリーム小説(メインキャラの名前を自分で設定できる)仕様にしようと努力したけど、遂に最後まで感情移入できませんでした。大好きな作家さんの新刊だったのに。

 

自分や親しいひとの名前は、思っているより大きな意味を持つのかもしれませんね。

 

 

さておいて。

キヌは

職業遍路なる人がいるのも

指名手配犯がお遍路さんに紛れていることがあるのも

お遍路さんから色んなもの(泊まる場所とかお金とか貞操とか)を盗ろうとする人がいるのも

…この本で初めて知りました。

 

お遍路さんって言うと「お接待」をはじめとしたいいイメージしか語られないので、

女性一人でお遍路をする人には読んでほしい!

知識が運命を左右することって、あるから。

 

この言葉が胸に刺さりました。

悪い事をしようとする奴は 「時」と「場所は」は選ばない 選ぶのは「相手」だけ…… 油断してる人間 自分より弱い人間を狙う

 

お遍路の裏側を教えてくれる貴重な本。全2巻ですぐ読めるので、気になったら是非読んでみてくださいね。

 

 

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