ヒトコト図書館掲示板

髙橋キヌ、28歳独身。月に読む本は150冊以上、本代は常に10万円。ページのあいだに棲んでいます。

早稲女、女、男

早稲田大学文学部卒を掲げているキヌですが、燃えるような早稲田愛があるかというとすみません。ありません。

なんでって早稲女の扱いが荒い から。

あんなに頑張って受験戦争をくぐり抜けた先でこんなに冷遇されるとは思ってもいなかったよね。

あと、飲み会で自分の鉄板持ちネタがないからって、早稲女をネタにするやつは覚悟なさい。キヌはそんなお前を許さない。 

 

…という訳で本日はこちらの本をご紹介します。

早稲女、女、男 (祥伝社文庫)

早稲女、女、男 (祥伝社文庫)

 

あらすじはこんな感じ。

面倒臭くて痛々しいけど、憎めないワセジョと5人の女子の等身大の物語

男勝りでプライドが高くて酒豪。だけど本当は誰よりも純粋で不器用。

そんな早稲女の中の早稲女、早乙女香夏子は就職活動を終えたばかりの早稲田大学教育学部の四年生。

演劇サークルの幹事長で七年生の長津田との腐れ縁はなんだかんだでもう4年目だが、このところ口げんかが絶えない。

そんなとき、香夏子は内定先の先輩・吉沢から告白される。

女の子扱いされることに慣れていない香夏子は吉沢の丁重な態度に戸惑ってしまう。

過剰な自意識ゆえに素直に甘えることができず、些細な事にいちいち傷つき、悩み、つまづく……。

そんな彼女を、周囲で取り巻く他大学の女子たちはさまざまな思いを抱えながら見つめていた―― 

それぞれが抱える葛藤、迷い、恋の行方は?

 

真面目で、一本気で、不器用な女子たちは、

早稲田大学という特殊な環境で 

社会の不条理と向きあい、その魂は高潔になっていく。

――人はワセジョに生まれるのではない、ワセジョになるのだ。

津田大介(ジャーナリスト) 

 

あらすじ長い…

早稲女の子メインの回は2回だけで、他の大学出身の女子たちも登場するんですけどね。だから早稲女うんぬんっていうより、大学生の時期特有の、子どもでもないし大人ほど自意識や身分が安定しているわけでもないアンバランスさがテーマだったように思います。

 

これとかね、

大学に入ってから、自分じゃないものになろうとしてる。

身に覚えがありすぎて泣ける。

キヌはわりと昔から、「その場にふさわしい誰か」を自分の性格の一部だけ抽出して作り上げるっていうハイパーしちめんどくさい作業をしてました。演劇部とかに入ったらそのへんの自意識が解消されたかもしれないなって、今なら思う。

 

他にぐさっときたのはこんなヒトコトです。

美奈子は自分に何もないから、男の人に多くを求めるんだよね。

「誰かを持ち上げるために、誰かを落とす。そういうのって私、好きじゃないの」

体に残ったプライドをかき集め

人生が地盤沈下を起こしそう。

早稲女に限ったことではなく、ほんとうは誰もが自分がしっくりくる「居場所」を探して情緒不安定。

居場所を探すのにもいろんな方法があるけれど、私はとにかく実践、たまに暴走&オーバーヒートしちゃう、そんな早稲女が大好きです。迷える早稲女は何か困ったら、キヌのところにおいでなさい。話くらいは聞けるから。

 

 

 

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