ヒトコト図書館掲示板

髙橋キヌ、28歳独身。月に読む本は150冊以上、本代は常に10万円。ページのあいだに棲んでいます。

夜を乗り越える

自力で絵本を読めるようになったのが2歳(母談)。

それから四半世紀経った今も、本を読み続けています。キヌです。

 

前に書いた通り一般企業でOLをしているので、読書(とこのブログ)は完全なる趣味。

でもよく聞かれるんですよね、なんでそんなに本を読むんですか?って。

 

そんな説明できない思いを抱えていたとき、この本に出会いました。

夜を乗り越える(小学館よしもと新書)

夜を乗り越える(小学館よしもと新書)

 

「なぜ本を読むのか?」がこんなに大きなフォントで。もちろん即買いです。

 

内容はこんな感じ。

芸人で、芥川賞作家の又吉直樹が、少年期からこれまで読んできた数々の小説を通して、「なぜ本を読むのか」「文学の何がおもしろいのか」「人間とは何か」を考える。また、大ベストセラーとなった芥川賞受賞作『火花』の創作秘話を初公開するとともに、自らの著作についてそれぞれの想いを明かしていく。「負のキャラクター」を演じ続けていた少年が、文学に出会い、助けられ、いかに様々な夜を乗り越え生きてきたかを顧みる、著者初の新書。

 

最初の方のこのヒトコトはもうね、次聞かれたときの模範解答として丸暗記したいくらいです。

僕が本を読んでいて、おもしろいなあ、この瞬間だなと思うのは、普段からなんとなく感じている感覚や自分の中で曖昧模糊としていた感情を、文章の中で的確に表現された時です。自分の感覚の確認。つまり共感です。

わかっていることをわかっている言葉で書かれていても、あまり共感はしません。

言葉にできないであろう複雑な感情が明確に描写された時、「うわ、これや!」と思うんです。正確には「これやったんや」と思っているのかもしれません。自分の心の中で散らかっていた感情を整理できる。複雑でどうしようもなかった感情や感覚を形の合う言葉という箱に一旦しまうことがてきるのです。

本を読んで一番好きなのがこの感覚の確認ー共感の部分です。

 

この自分の中にあるもやもやした思いをわかりやすい形に落とし込めるって感覚、すごいよくわかります。

この爽快感を得るために本を読んでいると言っても過言ではない。

 

本の魅力をあますところなく説明したこの本。

本の魅力のもうひとつに感覚の発見と言うものがあると思います。本を読むことによって、これまで自分が持っていなかった新しい感覚が発見できることです。

本はその時の自分の能力でしか読めません。良いようにとれば、本はその時にしかできない読み方ができていると言うことになります。

でも違う味がする。それが読書の大きな魅力の1つです。

本好きの方はかなり共感できると思います。おススメです。

 

 

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欄外まで読んでいただいたあなたには、この本を読んでいてぐさっときたヒトコトもご紹介しておきます。

皆さんが普段使っている道徳や考え方というのは現代の世の中に普及しるシェア率ナンバーワンの洗濯機にすぎないのかもしれません。みんな使っているし、説明書を読まなくてもだいたいわかるし、なじみもあるしということに溺れているだけかもしれません。

自分が世界のひとつであってすべてではない。世界には無数の視点が存在している。その中から自分の答えを見つければ良い。そもそも答えは簡単には出ない。本はそのことを教えてくれます。その先にきっとそれぞれの道があると思います。

違う意見はついつい脇に退けてしまいがちだけど。自分に賛成してくれない「赤の他人」を意識することができるのも、読書のいいところのひとつですよね。

 

読んでみたいなと思ったのはこちらの作品。 

芸人前夜 (ヨシモトブックス)

芸人前夜 (ヨシモトブックス)

 

 

芥川賞を獲ったこの作品も、もちろんチェックしています。 

librarian-kinu.hatenablog.com