ヒトコト図書館掲示板

髙橋キヌ、28歳独身。月に読む本は150冊以上、本代は常に10万円。ページのあいだに棲んでいます。

あのひとは蜘蛛を潰せない

本日はこの本をご紹介。華やかな表紙に惹かれて選びました♡ 

あのひとは蜘蛛を潰せない (新潮文庫)

あのひとは蜘蛛を潰せない (新潮文庫)

 

…ウソです。

帯文の「28歳、実家暮らし、母の「ちゃんとしなさい」から抜け出せない」にぐさりとやられました。 同じ環境過ぎて、さされた箇所からの出血が止まりません。

 

あらすじはこんな感じ。

ドラッグストア店長の梨枝は、28歳になる今も実家暮し。ある日、バイトの大学生と恋に落ち、ついに家を出た。が、母の「みっともない女になるな」という“正しさ”が呪縛のように付きまとう。突然消えたパート男性、鎮痛剤依存の女性客、ネットに縋る義姉、そして梨枝もまた、かわいそうな自分を抱え、それでも日々を生きていく。ひとの弱さもずるさも優しさも、余さず掬う長編小説。

 

1ヶ月くらいまえ、こんな記事を書いたのですが 

librarian-kinu.hatenablog.com

 

どうもまだキヌは、小さい頃の自分を救えていないようで。

この本を読んでいるときも、自分が目をそらしてきた(捨ててきた)自分と相対しているような気持ちになりました。 

笑われると、怖い。下腹に氷を押し込まれたみたいな気分になる。

「吐くなら水場、恥ずかしい洋服は着ない、人に迷惑をかけない、大きな声を出さない、みっともないことはしない、そういうものから、出られないの」

 

本当の自分を100%肯定出来たら、きっとこの本を読んでも、心の傷にしみたりしない。

いまはただ無理をせず、このいっときのもどかしい感情を味わい尽くしたいと思っています。

 

 

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