読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ヒトコト図書館掲示板

髙橋キヌ、28歳独身。月に読む本は150冊以上、本代は常に10万円。ページのあいだに棲んでいます。

世界で一番の贈りもの

よく寄る本屋さんでこの本が平積みされていたのを見て

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

 

3巻くらいなら買ってしまいたい。泣くけど、たぶん泣くけど。

この絵本を思い出しました。本日ご紹介します。

世界で一番の贈りもの

世界で一番の贈りもの

  • 作者: マイケルモーパーゴ,マイケルフォアマン,Michael Morpurgo,Michael Foreman,佐藤見果夢
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本
  • クリック: 14回
  • この商品を含むブログ (13件) を見る
 

第一次世界大戦の初期、戦場の最前線に身を置く両軍の兵士たちが、自発的に休戦を決めた瞬間がありました。兵士たちは、てんでに武器を置くと、塹壕から上がり無人地帯に出て、敵兵を旧来の友人のように出迎えたのです。クリスマスプレゼントを交換し、互いの故郷について語りあい、なかにはサッカーの試合を楽しんだグループもありました。

秘密のひきだしで見つけた一通の手紙。最前線で戦う兵士が妻にあてたその手紙には、信じられないような出来事が…。
映画「Merry Christmas(原題)」原作。

というか、映画にもなってたんですね。知らなかった。

 

第一次世界大戦中のクリスマス。戦場の最前線の兵士達が互いを信じて休戦を決めた一瞬を、描いた物語です。 

 

長く引用すると泣いてしまうので、一部分ずつ引用します。

f:id:librarian_kinu:20170312084547j:image

「ジム・マクファーソン、この戦争を終わらせる方法が解ったよ。サッカーの試合で勝負を決めればいい。サッカーなら、だれも死なずにすむ。親を失う子もない。夫を失う妻もない」
クリケットにしてくれないか。それなら、イギリス勢のほうが勝てそうだから

 

f:id:librarian_kinu:20170312084558j:image

つかのまとはいえ、思いやりに満ちた、心温まる時間が持てた。かけがえのない一生の宝物、そんなひとときだった。

 

キヌの祖母は、戦争を体験した世代でした。

戦争については話してくれなかったものの、祖母が繰り返し話していた若い頃の祖母の美点(理数系がとてもできたことや、走るのがとても速かったこと)の「その先」の話がなかったのを思い出すと、今でも胸がきゅうっとなります。

戦争は、ひとから選択肢を取り上げるもの。その先の未来を奪うもの。

 

そう、ときには「好きな人と一緒にいたい」というささやかな未来さえ。

f:id:librarian_kinu:20170312084620j:image

「ねえ、ジム。私、この手紙を読み返していたのよ。あなたの声が聞こえる気がして。手紙を読んでいると、あなたが、そばにいるようだった。やっと、帰ってきてくれたのね。あなたの手紙、読んでくださる?私に読んで聞かせてくださる?

ねえジム、もう一度、あなたの声が聞きたいの。
あなたの声、大好きよ。それから、お茶をいれましょうね。クリスマスのケーキを焼いたのよ。マジパンをたっぷりかぶせたわ。だってあなた、マジパンがとってもお好きだから」 

 

そんなことを思い出させてくれる、絵本です。

気になった方は読んでみてくださいね。

 

 

読者登録やコメント、いつもありがとうございます♡

 

応援クリック、いつも励まされてます♡

 

 

平和を実感したいんじゃないの。今の自分の幸せに、改めて目を向けてるの。