ヒトコト図書館掲示板

髙橋キヌ、28歳独身。月に読む本は150冊以上、本代は常に10万円。ページのあいだに棲んでいます。

マザーズ

お題「これって私だけ?」

キヌは、たぶんというかかなり、子どもが嫌いです。

まだぜんぜん気配すらない(相手がいないのにあっても困る)のでいいのですが、こんなんで自分に子どもできたら大丈夫なのかと思うレベルで。

 

だからかな、この本を読んだときにとても刺さりました。 

マザーズ

マザーズ

 

 

どうでもいいことですが、偶然にもキヌと同じ誕生日の本でした。

あらすじはこんな感じ。

同じ保育園に子どもを託している、作家のユカ、主婦の涼子、モデルの五月。三人の若い母親たちが抱える、痛みにも似た孤独と焦燥、母であることの震えるような幸福。彼女たちは何に傷つき、何に憤り、何に慰撫されているのか。
作家が自身の体験のすべてを注いで描きだす、現代日本の「母」、そして「家族」。渾身の最高傑作!

 

特に涼子(専業主婦)のヒトコトが…印象的だったのをいくつかご紹介しますね。

一日でいい、いや、数時間でもいい。日常から飛び出せずとも、日常を歪めるだけでもいい。いつもと違う景色を見たい。

何故、私の生活が、私の人生が、私の思い通りにならないのだろう。

私は育児マシーンではない。私は一弥の餌やりマシーンではない。一弥を生かすためだけに存在しているのではない。私だって生きている。人としての尊厳が欲しい。僅かな尊厳が欲しい。

 

例のノマド神主と食事をしたとき、彼の同僚の奥さん(可愛い系美女)が出産したとたん「もっと稼いでこいよこのハゲ!!!」的な暴言を吐くようになったのを見て、結婚願望がなくなった的なことを言っていたんですけど。

その人もきっとガマンしてガマンしてガマンして、だから爆発しちゃったんだと思う。

 

人に母性を求めるのって、暴力なんだなあって。

 

私たちは常に、これが人間本来の形である、という画一的な価値観を押しつけられ、強要されている。その型からはみ出せばはみ出すほど、人は排除された叩かれる。

 

 

トーストにたらしたメイプルシロップのように、じわじわ広がっていく狂気。

行き場をなくした感情が爆ぜる瞬間が見られます。奥さんが妊娠している(いた)男性、特に必読です。

 

 

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