ヒトコト図書館掲示板

髙橋キヌ、28歳独身。月に読む本は150冊以上、本代は常に10万円。ページのあいだに棲んでいます。

けむたい後輩

友人に本を紹介しようと思って過去記事を整理(自分でも活用していますこのブログ笑)していたら、この本を紹介していないことに気づきました。 

けむたい後輩 (幻冬舎文庫)

けむたい後輩 (幻冬舎文庫)

 

せっかくなので今日はこちらの本を。

あらすじはこんな感じ。

女は、みんな“自分”が大好き。
気は強いが、傷つきやすい彼女たちが欲しいのは、“自信”だった。 良家の子女が集まる女子大を舞台に 元・有名人の自意識過剰な先輩と世間知らずのダサい後輩が 繰り広げるエゴのぶつけ合い。
金持ちで、才能をもてあまし、男にのめりこむ「栞子」は、ダサくて真面目な後輩・「真実子」の憧れのひと。優越感で満たされていたはずの栞子が抱く苛立ちと哀しみ、そして次第に明かされる真実子の稀有な才能。自分の魅力に気付けない女子大生の繊細な心模様をコミカルに描いた共感度100%の成長物語。
著者にしか書けない視点で、プライドや劣等感を痛切に描き、女性なら誰でも胸に突き刺さる小説です。

 

生まれながらの金持ちで才能があるばかりに、若くして男遊びを覚えてしまった「栞子」が

抱きしめられたり、押し倒されたり、髪をくしゃくしゃされるのが好きだ。自分が美しくなった気がする。

とろみのある微笑

私の心や体に散々足跡をつけたくせに、あっさりと卒業して、去っていくのか。

このへんの感覚は、女子なら特段だめんずうぉーかーじゃなくても味わったことあると思うの。秀逸。

 

自分の信奉者である、ダサくて真面目なだけがとりえ(…のように見えていた)「真実子」に対して、さまざまな感情を描いていくストーリーです。

 

 

一貫してでてくるのはこのメッセージ。

自らの手でつかみ取らなかったものなんて、いずれ意味も価値も失うに決まっているのに。

この本を読むと、もうちょっと頑張ってみようかなって思うんです。自分の目の前にあることを、ちょっとずつでもがむしゃらに。ライバルがいるなら尚更ね。

 

 

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個人的には真美子のテレビ論も好きでした。キヌは基本的にテレビを見ないのですが、はじめてテレビって必要だなって思った。

動きたくても身動きがとれない人って、探すと結構いるもんなんだよ。お年寄りとか介護している人とか。なんとなーくテレビを横目で追いかけることしか出来ないけど、それで、やっと世界とつながっている人は多いんだよ。パソコンを立ち上げて、見たいものをチョイスするのは、自分の時間があって両手が使える人がやることだよ。

 

柚木麻子先生の本は他にもこちらをご紹介しています。 

librarian-kinu.hatenablog.com

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