ヒトコト図書館掲示板

髙橋キヌ、28歳独身。月に読む本は150冊以上、本代は常に10万円。ページのあいだに棲んでいます。

はぶらし

本日はこちらをご紹介します。 

【日本製】 20本入り(5色各4本) 歯科医院向歯ブラシ FP28-M(ふつう)
 

…って、ちがーう!!! 

 

こっちです。

はぶらし (幻冬舎文庫)

はぶらし (幻冬舎文庫)

 

あらすじはこんな感じ。

人にやさしくするのは、ドラマほど簡単じゃない。
その気づかいは善意?それとも悪意?

脚本家の鈴音は高校時代の友達・水絵に突然呼び出された。
水絵は子連れで離婚し、リストラに遭ったことを打ち明け、1週間だけ泊めて欲しいと泣きつく。ふたりは共同生活を始めるが…。

揺れ動く心理を描いた傑作サスペンス。

 

高校時代の友達(しかもわりと疎遠だった)の急な呼び出しとかね。怖いよね。
勧誘の匂いがする。

あらかじめ釘を刺しておく。どうも雲行きが怪しいと感じたときに、時間を決めておけばそこで逃げられる。

 

しかも1週間泊めるとかね。いくら仲良くてもできないよね。
主に部屋の惨状を見せられないって理由で。 

でも、他人とはいえ自分とは違う人の気配が空間を温めてくれるのも確か。

普段、鈴音しかいない家には、いつもと違う人の気配が感じられる。それは、少しくすぐったくてあったかい気配だった。

人の気配が、こんなに饒舌だなんてはじめて知った。

ふと、思う。
こんなふうに、おいしいものを一緒に食べるだけで家族になれれば、人間はもっと幸せになれるかもしれないと。

 

他人の怖さと温かさが感じられる1冊です。

読後感はいいので、そこまで身構えずに読んでみてね。

 

 

読者登録やコメント、いつもありがとうございます♡

 

応援クリック、いつも励まされてます♡

 

解説で、藤田香織先生がこう書いてるのですが

急速に広まったママ友、呑み友、趣味友、墓友といった言葉も、恐らく多くの人が無意識のうちに、そうした関係を純粋な「友達」と区別して考えているからこそ、便利に使われているのだと推測できます。

「友達」っていう言葉に階層があるっていうのは、実感としてなんとなくわかる気がしました。

 

他に気になったのはこのへんのヒトコト。

すごく欲しいわけではないのに、手に入ってしまった、と思うのは気分がいい。欲しくて欲しくてみっともなくじたばたしている人たちを、高みから見下ろしているような気分になれるから。

それでも女として与えられていた可能性を諦めるというのは大きな決断だ。

不思議なことに、精神状態によって見える景色はいつも違う。