ヒトコト図書館掲示板

髙橋キヌ、28歳独身。月に読む本は150冊以上、本代は常に10万円。ページのあいだに棲んでいます。

スコーレNo.4

最近、小説を読んでいないことに気づきました。 キヌの中の小説欲を掘り起こすためにも、読書ノートからいくつかご紹介します。 

スコーレNo.4 (光文社文庫)

スコーレNo.4 (光文社文庫)

 

あらすじはこんな感じ。

自由奔放な妹・七葉に比べて自分は平凡だと思っている女の子・津川麻子。そんな彼女も、中学、高校、大学、就職を通して4つのスコーレ(学校)と出会い、少女から女性へと変わっていく。そして、彼女が遅まきながらやっと気づいた自分のいちばん大切なものとは…。
ひとりの女性が悩み苦しみながらも成長する姿を淡く切なく美しく描きあげた傑作。

 

話の筋はAmazonのサイトからひっぱってきた上記に任せるとして。

この小説は使われている表現が本当に素敵でした。

飴色の廊下を裸足で歩くとき、足の裏の皮膚が過去みたいなものを捉えるのがわかる。

あっちにも嘘、こっちにも嘘。全然ほんとうの匂いがしない。息を吸っても吸っても肺の底まで酸素が届かない感じがする。学校にいる間、だから私は息をひそめて不機嫌を宥めでいる。

 

好きなものに関してと

ものを見る目は育つんだよ。持って生まれたものなんてたかが知れている。あとはどれだけたくさんいいものを見るかにかかっているんだ。だから、そもそも好きじゃなくちゃいけない。好きじゃなかったら、いいものをたくさん、一生かけて見続けるなんてこと、できないだろう?

おいしいお茶や映画が効いたのかなとも思う。好きなものは気持ちを温めてくれるから。

 

好きなひとに対しての言葉も。

可愛いとか、君をあきらめない、とか、これまで聞き慣れなかった言葉が自分のために積み重ねられ、どんどん重力を増していく。

「知りたい」と「好き」は同義語なのよ。

「どこにも行かないで、ふたりで家にいるだけでどきどきできたら、最高だと思うな」

 

心に残るヒトコトがひとつでもあれば、その本は自分にとっての「いい本」なのです。キヌにとって。

 

 

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宮下奈都先生の本は、他にもご紹介しています。 

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