ヒトコト図書館掲示板

髙橋キヌ、28歳独身。月に読む本は150冊以上、本代は常に10万円。ページのあいだに棲んでいます。

キネマの神様

大好きな作家さんの大好きな本をご紹介し忘れていました。

今まで拝読した原田マハ先生の作品の中で、いちばん好きな作品です。 

キネマの神様 (文春文庫)

キネマの神様 (文春文庫)

 

あらすじはこんな感じ。

無職の娘とダメな父。ふたりに奇跡が舞い降りた!

39歳独身の歩は突然会社を辞めるが、折しも趣味は映画とギャンブルという父が倒れ、しかも多額の借金が発覚した。 ある日、父が雑誌「映友」に歩の文章を投稿したのをきっかけに歩は編集部に採用され、ひょんなことから父の映画ブログをスタートさせることになった。〈ゴウ〉のハンドルネームで父が書くコラムは思いがけず好評を博し、借金とギャンブル依存から抜け出せそうになるが、ある時〈ローズ・バッド〉を名乗る覗の人物に反論されて……。

〝映画の神様〟が壊れかけた家族を救う、奇跡の物語。

 

映画という素晴らしいコンテンツに対しての熱い思いと。

映画というものには、自分が行ったことのない世界がたっぷりと詰まっている。体験したことのない幾多の人生がある。

どんなにすばらしい映画なのかを、神さま、あなたにわかってほしい。

 

そんな熱い思いを誰にでも、そして世界のどこへでも叫んで交流することのできるこの時代に感謝したくなるお話です。

誰もが家族のもとに帰りたい。そう切実に願っているのに、そう口にすることを許されない。戦争の切実さは、「必ず帰る」のひと言を、誰もが決して手紙に書けなかったことにも象徴されます。子供たちの成長を楽しみにしながらも、自分の無事を強調しながらも、お前たちのもとへ必ず帰る、とはどうしても書けないのです。

目には見えない圧倒的な力に動かされて、そうせざつを得ない。けれどただひとりとして、やりたくてやっているものはいなかった。どこまでも追いかけてくるあの熱波のような恐怖から逃れるために、やみくもに撃ち、進むしかなかったのです。

時代と、イデオロギーと、策略。個人には到底想像もつかないさまざまな要素が化学反応を起こして、あの情け容赦のない悲劇を起こしたというほかはあるまい。

個々人が切に望んでいるのは、さりげないことだ。家族が揃って、一緒に食卓を囲んで、日々のできごとを会話する。ただそれだけのことだ。そんな「小さな平和」すら、j決して許されないのが戦争なのだ。

感謝しようじゃないか。アメリカと日本、言葉も違えば会ったこともない。けれど私たちは友だちだ。そんなふうにいえる時代と、こうして繋がり合う奇跡に。

もちろん、それだけじゃないんだけどね笑

8月が近いので、いつもよりも強めにそう感じたのかもしれません。

 

 

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作中に出てくる映画がほんとに見たくなります。

  

原田マハ先生の作品は他にもたくさんご紹介しています。

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