ヒトコト図書館掲示板

髙橋キヌ、29歳独身。月に読む本は150冊以上、本代は常に10万円。ページのあいだに棲んでいます。

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

今週のお題「読書の秋」

もうね。常識的に考えてくださいと。
秋の夜長にしたいこと♡といえば、
比較的ページ数の多い本を読むこと だと思うのです。
やる季節を間違えると、寝落ちした瞬間に本から目潰しされますからね。あれは痛い。

というわけで、ここ数日わくわくわくわくしながら読んでいた

かなり束厚めの本をご紹介。 

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

 

とりあえず装丁可愛いな、と思って手に取りました。
書影だとちょっと暗くてわかりにくいのですが、海外児童文学っぽくないですか?
ほら、『ローワン』とかさ。

目次なんかも凝っていてとっても可愛いです。門川洋子さんというイラストレーターさんのものらしいです。 

ボリュームは多いんだけど、文章がとてもリズミカルなので読んでいてとても楽しかったです。
思ったよりも全然早く読んじゃいました。

吉本興業の偉くてエロいオジサン連中。

ネットニュースお得意の切り取りハラスメント

地獄的に面倒くさかった。

いつだって、正論バカが一番ブレーキを踏みやがる。

とにかく自分が理解できないモノを否定して、とにかく皆が一緒じゃないと落ち着かないらしい。

「うん、迷走してるよ。キミみたいに、誰かが舗装してくれた道を歩いていないからね」

 

内容はこんな感じ。

漫才師、絵本作家、イベンター、校長、村長、ついには上場企業の顧問にも就任しちゃったキングコング西野が語る「新しい仕事の広げ方」「本当のお金の話」「常識の覆し方」「エンタメの仕掛け方」とは?

肩書きを自由に飛び越える異端児の、型破りな実例満載!
世間からハミ出す人のためのビジネスヒント集!

 

すごい簡単に内容をまとめるとするなら
誰も手をつけていない面白いことを発掘するための指針
を示してくれる本です。コンパスだけに。 

まだ誰も手をつけていない…というのはブルーオーシャンなわけで、ものすっごく俗っぽく言っちゃえばそこがビジネスチャンスなわけですよ奥さん。

 

…というわけで、
この本で学んだ隠れた市場を発掘するための5つの方法を紹介します。

 

① 居心地の悪い場所に身を置く

まあ、しょっぱなから嫌なのきましたね笑
読んだらその理由がわかります。

なぜ、自分がいる場所の居心地が良いかというと、以前、この場所にあった「壮大な問い」を、すでに誰かが解決してくれたからだ。

人生を賭けるほどの「問い」を見つけるには、居心地の悪い場所に立つ必要がある、というか居心地の悪い場所に立ったほうが問いが見つかりやすい。

ときどき「生きづらい世の中だ」と嘆いている人を見ると、羨ましくて仕方がない。「何故、生きづらいのか?」「それを改善するためにはどうすればいいのか?」といった「問い」に囲まれているわけだ。天然でボーナスステージ立ってんじゃん。

「問い」には必ず「答え」が埋まっている。

「ああでもない、こうでもない」という試行錯誤の日々は、もちろん不安と隣り合わせなんだけど、たとえ「問い」を持たずに生きていても、どのみち不安は隣に寄り添っているし。さらには次から次へと現れている「答え」を出す人々に嫉妬を繰り返しながら年老いていく人生になるだろうな、と思って「問い」を持つ人生を選んだ。
とにもかくにも、まず「問い」を持つ。
「問い」を持つために、「問い」が落ちている場所に行く。 

ちなみにこの実践例として出しているのが、講演会での子供対策と

退席しやすい二階席に限り、お父さんお母さんの膝の上で観ることができる未就学児用の入場を無料にしちゃう。そんでもって、楽屋をキッズスペースにして、ステージ上の様子が見られるようにモニターも手配しちゃう。

渋谷ハロウィンゴーストバスターズまあもうやらんらしいけども)です。

ゴミが出てしまうなら、ハロウィン当日に「ゴミを出すな」と力で押し戻すのではなく、ゴミが出ることを逆手に取って、ハロウィン翌朝に”ゴミが無いと成立しないイベント”を新しく作っちゃえばいい。

ハロウィンの夜に街を徘徊するのはオバケだ。そのオバケが、バカみたいな量のゴミを残していく。このオバケの残骸を退治するのは彼等しかいない。オバケ退治のプロ集団『ゴーストバスターズ』である。 

その(集めた)ゴミを使って巨大なトラッシュアート『ゴミの木』を作ることにした。

落とし所をアート作品にすることで「ゴミ拾い」から、「アート作品の材料集め」に目的が変わる。

そして、何年後になるか分からないけれど、毎年作っている『ゴミの木』が、いつか、「今年は材料が足りなかったので木が枯れている」となれば物語として素晴らしい。

 

②  現金化できる「信用」を積み上げる
好きなコトで生きていけばいこうと思うほど、先立つものは必要ですよね。
親友のお姉ちゃん(美大卒)も絵を描くと展覧会に出すための額装にめちゃんこ費用かかるって言ってたし。

好きなコトで生きていこうと考える人ほど、お金と真摯に向き合うべきだ。お金の正体を把握することで、「面白い」の選択肢が増えるから。 

ここでのポイントは
現金化のタイミングが後であればあるほど、利幅が大きい
ってことです。
いやだほんとに投資みたい。  

僕は、お金を「信用の一部を数値化したもの」と定義している。

ホームレス小谷は毎日とても幸せで、ホームレスになって3年で20キロ太って、美人の嫁さんまで貰っちゃった。 

ホームレス小谷の行き方は実に単純だ。インターネット上に自分の店を出し、売るモノがないから「自分の1日」を売り、それを収入源にしている。買われたら何でもする。 

ホームレス小谷は、この調子て毎日自分を50円で売り続け、毎日毎日、お金ではなく「信用」を積み重ね続けた。

そんなある日、「鬼ごっこの人数調整で名古屋に来て下さい」と依頼してきた女性と恋に落ち、出会って2日で籍を入れ、あろうことか「彼女のために盛大な結婚式を挙げたい」とスットンキョウなことを言い出した。 

ホームレス小谷がクラウドファンディングで結婚式の費用を募ったところ、開始早々、モーレツな勢いで支援が集まり、なんと3週間で250万円もの大金が集まった。

彼は、お金持ちじゃないけど、「信用持ち」なのだ。
信用の面積がバカみたいに大きいから、数値化(お金化)した時の額が信用の面積に比例して大きくなる。

徹底的に楽しませて、信用の面積を広げれば、後でいくらでもマネタイズできる。
マネタイズのタイミングを後ろにズラすと、「面白い」の可能性が増える。そして今は、それができる時代だ。

 

 ③ 作品に付加価値をつける & 仕組みをつくる

作品を作りっぱなしにしないというか、お客さんの手に渡るまでのプロデュースもするってことですね。
西野亮廣先生は「人は何のためなら財布を開くのか」と考えた末、おみやげに目をつけたとのことでした。
確かにキヌも「どうしてこれ買ったんだろ…?」ってものは大抵おみやげです。なんか形として残したくなっちゃうんだよね…

必要なモノは買うし、必要じゃないモノは買わない。
ならば、少し魔法をかけてあげて、作品を「必要なモノ」にしてあげればいい。

皆、「作品」は買わないが、どうやら「おみやげ」には手が伸びる。
「おみやげ」が思い出を残しておくために”必要なモノ”だからだ。

ならば、売りたい作品を”おみやげ化”してあげればいい。 

そこで、これまで3作分の絵本の原画(約140点)を無料でリースし、全国のどこの誰でも『にしのあきひろ絵本原画展』を開催できるようにした。
条件は「原画展の出口で絵本を販売する(吉本所有の在庫を販売する、もしくは主催者が7掛けで買い取って販売する)こと」、それだけ。 

僕が電子書籍に興味がない理由が、まさにこれ。
今、時代は「体験」を求めていて、僕はライブや個展といった「体験」を頻繁に仕掛けるので、そういった運動の落とし所を作品にする場合、「おみやげ」になりにくい作品には興味がない。
僕にとっては、本が”物質”であることに大きな意味があるんだよね。 

 

SNSを使って「1人の熱烈なファン」を作る

なんていうのかなー地引網より素潜り with 銛、みたいな。わかりにくいか。
1,000人のフォロワーより1人の熱心なファン ってことです。

今、SNSは拡散装置ではなく、個人と個人を繋げるツールである、1万人に向けて網をかけるよりも、1対1を1万回回したほうが効率がいい。

そして、これと③を組み合わせるとこうなると。

クラウドファンディングの時に覚えた「素潜りで一人一人突き刺していく」作戦をここでも使い、ツイッターで自らの出没情報を出し、その場所に来てもらい、手売りをしたのだ。「チケットを本人のところまで買いに行く」というのがイベントとなり、チケットが「おみやげ化」したのだ

 

⑤ アンチは最大の広告塔として利用する

まあ、何か目立つことやったら必ず湧きますよね。アンチって。
そこでこの事例です。

ALS(筋萎縮性側索硬化症)の研究を支援するため、バケツに入った氷水を頭からかぶるか、またはアメリカALS協会に寄付をするか、という運動『アイス・バケツ・チャレンジ』は日本でも大流行。あの運動が何故あそこまで流行ったか、その理由は、「反対意見があった」というのが大きかったと思う。

意見がぶつかって、議論されている間、ずーっと『アイス・バケツ・チャレンジ』の宣伝になってたんだよね。10人が10人「素晴らしい」と言ってしまうような企画であれば、議論はおこらず、早めに収束し、あそこまで大きな運動にならなかったと思う。物事を効率よく拡散させるには議論を生むことが必要で、反対意見が必要だ。

アンチはいわば、反対意見のかたまり。反対意見が出れば、議論は勝手に活性化します。
ビジネスの場合は決められた時間で着地点が見つからなくなることが問題になってくるのですが、ネット上で勝手に議論してくれる分にはこちらの時間はまったく取られないわけで。しかも、話題の宣伝にもなると。

ちなみに本では

物事を効率良く拡散させるには反対意見が必要。だから仕上げに、反対意見を生む「マズ味調味料」をふりかける。

ってなってます。

アンチがいても気にしない♡って本は多いのですが(たぶん精神的に辛いから)、アンチを話題の着火剤として積極的に利用するその姿勢はさすが。

五輪マークをモジってはいけないことなど百も承知。
「五輪マークはモジっちゃダメなんだよ。西野は何も分かっちゃいねーな」という反対意見を生むことが狙い。
花も「桜」ではなく「菊」にして、「桜のほうが良くね?」という反対意見を生んでみた。

 

さて、このように今まで多彩な活動をしてきた西野亮廣先生。
次にやりたいことは街づくりだそうで。

自分の言っているコトが身の丈に合っていないことぐらい百も承知で、だけど口にしていかないと始まらない。口にすることを我慢すると、未来の広がりまで抑えることになる。

結論をいうと「町」を作るしかない。この町の目的は、世界観と財布を一つにして、お客さんとお金を循環させる経済圏を作ること。まあ、分かりやすく言えば、ディズニーランドだよね。

集客のカギはソフトの充実だけでなく、お客さんの1日のコーディネートにあるんじゃね? 

歌舞伎座ブロードウェイ・ミュージックシアターと)なんばグランド花月は、その周りに食やエンタメが揃っていることで、より観光スポットとしての輝きを放っているわけだ。 

ソフト(演目)もキチンと充実させた上で、さらに、お客さんの一日をコーディネートできている。

集客したお客さん(の財布)をのがさずに、巡回させられるような小さな経済圏をつくる
という…
なんていうんだろう、快適な生簀みたいなイメージ(なんで魚のたとえばっかり出てくるんだ)でしょうか? 

 

もうアイディアは出ているし、実践例(おとぎ町ビエンナーレ)もあるので早い段階で実現しそう。 

皆が「一度行ってみたいなぁ」と思っているような場所でライブをしてみると、たとえ物質的距離は遠くても、心理的距離が近く、都内よりも足を運んでもらいやすいかもしれない。

席のグレードアップ・バックステージツアー・握手券などにお客さんがお金を払う理由(=価値)は「(アーティストとの)距離」にあるという話。

落語や演劇も会場に足を運ぶことで、物語の中に入ることができ、心的な距離を縮めることができる。 

 

「ロボットがどんどん仕事を奪っていく時代、どのような仕事が残るのか」「我々に残された仕事は何なのか」という、真剣そうに見えて中身のない記事がオッサン向けのビジネス本に踊る時代ですが。

好きでもない仕事は、これから更にロボットが奪っていくんだから、人間に残されたのは、”とても仕事とは呼べない好きなこと”しかないんだよね。
たとえば「旅」だったり「グルメ」だったり。いうなれば、趣味だよね。
さすがのロボットも、趣味には手を出さないから。
「好きなことで食っていけるほど人生は甘くない!」という時代から、「好きなことで生きていく」を追い求める時代になり、これからは「好きなことでしか生きていけない」という時代が間違いなくやってくる。 

年がら年中首位に時間を費やして、その趣味をマネタイズできる仕組みを発明しないことには、どうにもこうにも。 

 もう好きなことでしか食っていけなくなる。
今後、親が子どもに言うのは「遊んでばかりいちゃいけません」じゃなくて、「仕事になるまで遊びなさい!」だね。
どうやら面白い未来が待ってるよ。

 

ロボットにないことは非常に単純、「自分がとっても好きなこと」です。
あとはどうそれをお金に変えるのか考えるだけ。

 

まあ、とりあえずはさ。
「これ好きだなー」ってことを、もうとことんまでやってみないと何もわからない んだけどね…

ホラ、そう考えたらすっごく楽しくない?!
もう大人になったから、いくらやっても怒られないし笑

 

 

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とにかく行動力がすごい…アイディアを思いついてから行動に移すまでのタイムラグがほとんどない印象。

人の動きを読んで、少し先回りをして遊びをしかける。
こんなことにハマってます。

この本の中に紹介されているのだったら、DVDとか

DVDは、「3,000枚売れないとペイできない」ってホント?気になったので、制作している工場に直接電話して訊いてみた。 

DVDを3,000枚刷ってパッケージ(完成品)にするまでにかかる費用は、27万円だという。

残りの873万円はどこに消えているのか?答えは、各所にDVDの販売を委託していることで発生している委託代だ。つまり、ペイさせるために、1枚でも多く売らなきゃいけないので、流通に乗せることで発生してしまうお金。 

しかしだ、27万円なら、1枚3,000円で売れば、90枚でペイできる。

すぐに、流通に載せないDVDを作って、それを手売りし、91枚目以降の売り上げをニューヨーク公演の開催費用に当てることに決めた。

クソおみくじとかかな。

時代が「体験」や「距離」を求め始めていること。

技術水準も生活水準も上がった国では、面倒なことは高度にシステム化されたウンタラカンタラに任せて、各々が住まいやスマホといった「マイスペース」を持つようになr、どうしたって、他人との接触面積が小さくなる。

これが、どんな事態を招くかというと、”国民総コミュニケーション障害時代”だよね。これは先進国の運命で、避けることはできない。

この国の国民が次に求め出すものは何か。ズバリ、「ネタ」だと思う。「ネタ」さえ持っていれば、それほどトークスキルがなくても会話に入っていくことができるから。

ネタには「自慢ネタ」「情報ネタ」など、いろいろ種類があるけれど、ことコミュニケーション問題を解決するのにもっとも適しているのは「自虐ネタ」だろう。これからの人達は、”軽く笑える不幸”に時間とお金をかけるようになるんじゃないかな?

そこで実験。大凶以下しか入っていない『クソおみくじ』というものを作って、イベント会場に設置してみた。

あとこのへん、宮本佳実先生もおなじようなこと言っていたような。

これまで数百人キャパの会場で続けてきた単独のトークライブ『西野亮廣独演会』の会場を日比谷公会堂に移し、一気に2,000人キャパに広げた。
2,000人呼べる保証なんてどこにもなかったんだけど、強制的に受け皿を大きくして、そこに身体を合わせていこうという作戦。
そこまで追い込まないと、緩やかな右肩上がりで、結局、目的地にたどり着けずに終わりそうな気がしたので。 

失敗したろことで終わるから「失敗」が存在するわけだ。
何度失敗しようが、
その旅に工夫し、
ネガティブな過去をポジティブなものへと転換し、
成功するまで続ければ、
それらの失敗はすべて、成功のために必要な部品となる。
失敗なんて存在しない。 

 

キヌはテレビをほとんど見ないので(自分の感知できないエリアで音が流れていること自体が苦手)、西野亮廣先生のテレビ考にはすごく考えさせられました。

特にこの「ひな壇はテクノロジーに殺される」ってところ。
今ドヤ顔で主流になっていることだって、試行錯誤した上での暫定的な正解でしかないんだよなー

薄型テレビが急速に普及し、テレビ画面の面積が拡大した。そうなってくると、登場人物が多くないと画面がスカスカになって据わり(バランス)が悪くなる。

今の若い子はテレビをつけない。一人暮らしだと、そもそも家にテレビがなかったりする。

テレビは使わず、スマホで見ている。テレビ番組を観るためのメインのデバイスが変わったわけだ。スマホの画面の面積なんて、一辺が10cmもないから、その時、登場人物が多い「ひな壇」は、単純に”ゴチャゴチャして見にくい”。

スマホで番組を観るなら、登場人物は1人か、せいぜい2人がベストだ。

これから先、テレビ番組の登場人物は減り、チームプレイは減り、個で成立する人が残っていくと思う。

こういうのを読むにつけ、「だいたいのトレンドを掴むメディア」として注目すべきな気もするんだけどなー

 

ちなみに西野亮廣先生の読書考も面白かったので、最後に載せておきます。

僕が本を買う理由は「知り合いが絶賛していた」か「ジャケ買い(気になったタイトルや気になった装丁の本を買う)、この2つだけ。

立ち読みだと、「この本は、面白くない。別の本にしよう」てな感じ。これを繰り返していると、自分が興味のある情報しか入ってこなくなるので、頭がカチコチになっちゃう。お金は、それを防ぐために払っている。

「お金で情報の吸収力を買っている」という感覚。
たぶん、無料で見られるネットの記事も、500円払って読んだほうが血となり骨となる。

お金はそのうち無くなるけれど、経験や知識は蓄積される。そのくせ、知識や経験は、そのあとお金に代わるわけだ。

お金を払うことのメリットは、「失敗の買い物にしたくないから、お金を払って買ったモノの良い部分を、必死に探そうとする」ということだと思う。