ヒトコト図書館掲示板

髙橋キヌ、29歳独身。月に読む本は150冊以上、本代は常に10万円。ページのあいだに棲んでいます。

攻めるロングセラー(パインアメ「中の人」の心得)

この間、大分県に行ってきたという記事を書いたのですが 

librarian-kinu.hatenablog.com

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旅行中に買ったのがこの本。
紀伊国屋書店(アミュプラザおおいた店)さんで買いました。
最初違う図鑑が欲しくなって、でもそれがすごいサイズ&重量感で途方に暮れていたんですよ旅行中だし。そしたらこの紀伊国屋書店(アミュプラザおおいた店)さんはんですね。5,000円で全国に送ってくれるっていう。
超いいサービス。結果15,000円くらい買っちゃいました。

この超ビビッドな表紙(と西野亮廣先生の帯)に惹かれて購入しました。

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裏もなかなかのインパクト。 

旅行中はなんだかんだで読めなかった(主に乗り物酔いするから)のですが、 読み始めたら一気に読んじゃいました。

というわけで、本日はこの本をご紹介します。 

攻めるロングセラー (パインアメ「中の人」の心得)

攻めるロングセラー (パインアメ「中の人」の心得)

 

内容はこんな感じ。

キングコング西野亮廣氏、推薦!
大阪発のロングセラーキャンディ「パインアメ
Twitterフォロワー数10万人超のパインアメ「中の人」が明かす独自のPR術とは?
定番商品として地位を築いている「パインアメ」。
ほとんどCMを行なっていないパインアメが、なぜ売れ続けるのか。
その秘密は独自のPR術にあった!

本書はTwitterフォロワー数10万超、パインアメ「中の人」こと
パインアメ公式Twitter担当者の係長マッキーが、
商品をヒットさせ続けるためのTwitterの活用法、PR術を語りつくします。

企業の広報・広告宣伝・PR担当者はもちろん、
商品やサービスを広めたい全ての人にお薦めの1冊です!

企業アカウントでフォロワー数10万人とか…もはや天文学的数字ですよね。
ちなみにこんな感じのツイートされてます。かわいい。

もともとはTwitterが好きな一般人だったという、係長マッキー先生。
たまたま出した企画(Twitterを使った商品宣伝)が通り、これも本当にたまたま責任者になったそうです。

私が働く会社は大阪の中小企業、広報部や広告宣伝部といった部署もありません。恥ずかしながら、広告や宣伝にかけられる予算もほとんどありません。 

今まで毎日が試行錯誤の繰り返しでした。今振り返ってみると、大事なのは、自分の気持ちを行動に変えてみる、ただ、それだけだったような気がしています。

広報や広告・宣伝といった部署に所属していなくても、例えたった1人でも、Twitterという便利な道具があれば、商品をもっともっと世の中に広げるころができます。そして、他の商品よりもちょっぴりご贔屓にしてくださるお客さまにも出会えます。

「企業の顔」として手探りで宣伝活動をしていく中で掴んだ成功法則を、惜しみなくさらけ出したのがこの本です。
どうです読みたくなったでしょう?!(ドヤ顔 

私はつぶやき始めてから「こうしていこう」と決めたことが2つだけあります。
パインアメや自社商品から離れすぎない。
② 特定の人を傷つける内容の投稿はしない

なぜかというと、どこまでがNGでどこからがNGか、自分自身ではなかなか判断がつきづらいからです。
私は自分で決めた、このシンプルな2つの「ルール」にしたがってつぶやいています。特に1つ目さえ守っていれば、それほど大きな問題は起きないものと思っています。 

自社キャラクターとしてつぶやく際の注意点は、キャラクターの軸がぶれないようにあらかじめ様々な設定を決めておくこと。そうしないと後々大変になる事があります。 

「中の人」を務める上ではミステリアスな部分を残しておくことも大切です。
どんな人がつぶやいているのだろう、と想像してくださることもフォロワーさんの楽しみになると考えています。
私マッキーも、男性なのか女性なのか、何歳なのかは特に公開していません。

会社の歴史、商品の情報は「中の人」にとて、宝の山です。
ロングセラー商品を持つ企業でも、今考えるとびっくりするような商品を販売していた過去があったり、今販売している商品の元になった商品の情報を見つけたりなど、自社や自社商品の歴史について知れば、もっともっとつぶやきの幅を広げることができます。

誰もが知っているものの、知らない一面を伝える
誰もが知っているものの、ロングセラー商品や認知度の高い商品やサービスをお持ちの企業の方は、ぜひ商品やサービスの意外な一面を探して発信してみてください。社員にとっては当たり前のことでも、お客さまにとっては当たり前ではないことがあるかもしれません。

他社さんがされている取り組みにどう関わらせていただくか、ということも気をつけなければいけないポイントです。
流行りに乗ることは大切ですが、他社さんのキャンペーンや取り組みに乗っかって自社をアピールしようとすると、ご迷惑がかかる場合があるということを自覚しないといけません。 

ここ読むだけで、中の人はいい人なんだろうな…と思いますね。
もはや神格化してしまいそうな勢いです。プロ意識が高すぎる。  

1つ目は、「目的」を忘れないことです。
「中の人」がTwitter行うのは、自社商品やサービスの宣伝と、お客さまとのコミュ二ケーションを図ることです。
目的を忘れて、特定の人だけが分かる内容のことをつぶやいたり、仲の良い一部の間だけで盛り上がっていてもなかなかお客さまからは共感していただけません。

2つ目はつぶやける「ネタ」作りです。
定期的につぶやけるネタを作っておくと、新商品やキャンペーンなどのご案内が無い時期にも情報発信が可能になります。
パインアメTwitterでは定期的にアイコンを変更しています。
アイコンが四角だった時は、ほぼ毎月月初に季節感を取り入れたパインアメくんのイラストを描いたり、ネタになりやすい記念日にもアイコンを変更してきました。
アイコンの種類は、2010年から数えて130種類を超えるまでになりました。

お昼には「12:◎◎です!お昼だパイン( ´▽`)ノ◎」と時報ツイートをするようにしています。
朝・昼の挨拶に加えて私たちはお菓子メーカーですので、おやつの時間である15:00には今日のおすすめ商品をつぶやいています。

3つ目は「空気」を読むことです。
どのようなときも、相手の立場に立ってからつぶやくように心がけることが「空気を読む」ことだと私は考えます。
「忘年会」ツイートをしたその直前、関東では大きい余震が起こっており、私のツイートを見た方から「不謹慎だ!」とお叱りのリプライをいただいたことがありました。
Twitterは全世界の人が同時に繋がっています。様々な状況で様々な感情を持った方が同時に見ているのです。

4つ目は「自分らしさ」を出すことです。
人それぞれ趣味や好きなこと、得意なことは異なります。自分が出来ることをうまく活かさない手はありません。
そういった取り組みを繰り返し続けることで、それがTwitter上の「中の人」としての個性になります。
私の場合は、元々絵を描くのが好きなことと、書道を習っていたこともあり、パインアメくんというキャラクターを作ったり、記念日に合わせてパインアメを使ったイラストを描いたり、フォロワーさんのリクエスト大会を開き、ご希望の文字を筆で書いたりしています。
5つ目はフォロワーの皆さんに「味方」になっていただくことです。
TwitterなどのSNSの魅力は、お客さまと企業が身近に交流できる点である、というお話をしました。そしてそれは、自然とお客さま同士の交流へと繋がっていききます。
こうした交流を盛んにすることも「中の人」の務めであり、商品の宣伝や売上アップにも繋がるのです。

 Twitterを活用する方法についても、かなり細かく書いてあります。
もうね、斜め読みでもいいから(面白くて全部読んじゃうだろうけど)広報とかマーケティング担当の人にはぜひ読んでもらいたい。

エゴサーチ(自分の名前やアカウント名を検索して、自分自身の評判を確認する行為)は無料でできる市場調査のようなものだと考えています。大規模な市場調査を行う余裕のない企業にとって、これをやらない手はありません。

1つ目は営業ツールとして使う方法です。商品を営業する際、「お客さまの声」というのは何よりの材料になります。味の感想を書いてくださっている方、新しい食べ方を提案してくださっている方など様々なつぶやきがヒットします。こういった様々なご意見を纏めて営業資料として使用することもあります。

もう1つは、商品開発のヒントとして使う方法です。「ここがイマイチだった」とか「もっと○○だったらいいのに」というご意見も出てきます。そこを改善したり、違った商品に活かすことで、よりよい商品づくりに役立てることができます。

他には、他社商品や「アメ」というワードでエゴサーチすることによって、現在の流行や他社商品の評判も見えてきます。

コラボレーションした商品は、2017年8月現在、24種類にのぼります。
これらの商品は、弊社の商品ではなく、各メーカーさんの商品として販売されています。
パインアメは「アメ」から一歩離れた話題づくりを意識していることが背景にあります。
パインアメのような、いわゆるロングセラー商品は、常に新商品との競争にさらされています。
新商品は「新しい」というだけで話題性がありますし、人々の興味を惹くものです。

ロングセラー商品でも、定期的に話題になることが大切です。
しかし、人々の目を惹くような話題を作りづらいのが、ロングセラー商品の難しいところです。
そこで、幣社が大切に考えているのが「アメ」から離れた話題作りなのです。
お客様の意識にパインアメの存在を思い起こしていただく機会を積極的に作っていくことが、ロングセラー商品にとっては大事なことなのです。
パインアメそのものが話題にならなくても、お店に「パインアメ」と書かれたコラボレーション商品のパッケージが並んでいることで、パインアメを思い出していただけます。

キヌは広報でもマーケでもない仕事をしているのですが、これからも躓いたときに何度でも読み返したいと思っています。

今、何も持ってなくてもできるんだって。
そのときそのときで、自分の頭と体を使えばいいんだって思えるから。

弊社には広報部も広告宣伝部もありません。そんな状態でも、Twitterという強力なツールと、フォロワーの皆さんを巻き込むアイデア、そして実行力さえあれば、広告を超えるような商品のPRも可能になるのです。

大事なことなので最大フォントで書いておこうかな。
超おススメで( ´◎`)スー

 

 

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コラボ商品、こんなのもあった…これからも目が離せません。

本文で紹介した人気企業アカウントになるためのノウハウはもちろんですが、今までTwitter経由で仕掛けてきたイベントの話も好きでした。
裏話紹介的な感じ。こういうのが本を読む醍醐味ですね。

パインアメくんストラップの)当選者の方にお願いして、お出かけ先からパインアメくんストラップの写真を投稿する「#パインアメくんの旅」というハッシュタグを付けてお客さまにつぶやいていただく企画も行いました。 

キングコングの)西野さんは「ライブ開場でアメを配ると盛り上がるんです」とパインアメを大変気に入ってくださったようでした。今後もイベントでアメを配る予定だとおっしゃっていたので、弊社からパインアメをお届けすることにしました。
「でしたら、10袋ください!一つ残らず配らせていただきます」
西野さんから新たなご要望をいただいたので、よかれと思って業務用の1キロいりパインアメ(約200粒入 ※ ちなみに通常のパインアメは120gなので、想定量の8.3倍)を10袋お送りしました。粒数にして合計2000粒になります。
私がお届けした大量のパインアメを見て「バカなのかな?」とブログでつっこんでいただきつつも、西野さんは、ライブ開場で配りきれなかったパインアメを、好感度を上げるために街中で配ってくださるようになりました。

ひたすらパインアメを配ってくださる西野さんに感謝して、弊社の社長から感謝状を贈呈することになりました。

その後、西野さんをパインアメの「特命配布主任」に任命させていただきました。

私は毎朝、「今日は何の日か」というところからツイートのネタを探すことが多いのですが、その日(2017年3月31日)は「オーケストラの日」でした。
思い浮かんだのが「鳴らないパインアメを鳴らしていただくこと」です。
Twitter上でパインアメを鳴らしていただけないかと呼びかけたところ、さすがはプロの演奏家の方々。鳴らないはずのパインアメが次々と音色を奏で始めたのです。

ちなみにこの本は今手元にありません。
Twitterでやっているサイン本企画に参加しているからです。
そうですー読んでいたら自分も何かしら参加したくなったのです。
順調にハマってます。いいんです楽しいから。

これが証拠写真

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いや本気で。
でも近くのコンビニになかったっていう。

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調べてたらこんなのもあるみたい。

でもこの本読んだから、いまはひたすらパインアメが食べたいんですよねえ…

パインアメの周りには24本のすじがあるのですが、これはパイナップルの見た目に近づけるということだけでなく、なめやすくするための工夫でもあります。すじがあることで抵抗が生まれて舌にフィットし、なめやすくなるのです。 

すじやトレードマークの穴があることで表面積も広がり、キャンディの味がお口の中で広がりやすい形状になっています。