ヒトコト図書館掲示板

髙橋キヌ、29歳独身。月に読む本は150冊以上、本代は常に10万円。ページのあいだに棲んでいます。

なんくるない

吉本ばなな先生の小説には、場所がテーマになっているものがあります。
この本もそのひとつ。 

なんくるない (新潮文庫)

なんくるない (新潮文庫)

 

このイラスト、かんわいいですよねー
ウィスニット・ポンニミットさんのものらしいです。

あらすじはこんな感じ。 

沖縄には、神様が静かに降りてくる場所がある――。

心ここにあらずの母。
不慮の事故で逝った忘れえぬ人。
離婚の傷がいえない私。
野生の少女に翻弄される僕。

沖縄のきらめく光と波音が、心に刻まれたつらい思い出を、やさしく削りとっていく……。
なんてことないよ。どうにかなるさ。
人が、言葉が、光景が、声ならぬ声をかけてくる。
なにかに感謝したくなる滋味深い四つの物語の贈り物。

色々な恋愛をしてきて(まあ今も結婚してないので、実っていないといえばどれひとつとして実ってはいないんですけど)良かったのは、ばなな先生の作品により深く共感できるようになったことです。

もちろん日本が誇る作家先生のペン先からほとばしる文章なので、女子高生のころ読んでも素敵だなーとは思ったと思うんだけどね。ジブンゴトではなかったと思うのです。

たとえそれがくだらない、ひとりよがりの思いでも、たしかにそこには愛があった。

沈みがちな気持ちの色が、そのまま景色の色に写り込んでしまう時期は、思いのほか長かった。

時は満ちて、もういっしょにいられなくなってしまった。だれかと密にいられる時間はいつだってほんとうに短くて、星のまたたきのようだ。

もう、
できたての擦り傷をお風呂に浸けたレベルでしみる。
じんじんする。

社会人になってからは「自分自身をいたわって生きる」ために指針となるような文章も自動的に目に入ってくるようになったし。 

深刻さは伝染するからね。深刻になっていいことなんて一個もないよ。 

人間ってそんなにはがんばれないものだから……。そして、がんばるために生まれてきたわけじゃないから。

人はその三つ……って、体と考えとやってることがいちいちばらばらになると、きっと簡単に病気になっちゃうんだ。

力を抜いて、きれいな水の中を流れて、流れて、ついたところがいちいち自分の場所だ。

つまんないことがたくさんたくさんあって、力がなくなるようなこととか、生きていても仕方がないと思うようなことがだくさんある。TVを観ても、なにをしててもいつでもたくさん目や耳に入ってくる。だから面白いことをたくさんして逃げ続けるんだ。逃げ続けるしかできない戦いなんだよ。僕のちっぽけな人生を誰にも渡さないんだ。

 

実際の経験を積むことは読書体験を豊かにする作用もあるみたい。
得な人生だなと思います笑

明日も無理せず、自分らしく生きようっと。

なんだ、みんな無理しているだけで、ほんとうはきりきりしたくないし、人と笑いあいたいし、おいしいものをゆっくり食べたいし、金色に照らされて子供みたいな顔がしたいんじゃないか。

 

 

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