ヒトコト図書館掲示板

髙橋キヌ、29歳独身。月に読む本は150冊以上、本代は常に10万円。ページのあいだに棲んでいます。

【映画】愛の病

さて、恒例の 公開期間的にギリギリ映画レビュー です (。・Д・)ゞ

しかしながら最初に謝っておきます。
ごめんなさい。
この映画は先週終わっているので、ギリギリアウトです。

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だって変な時間しかやってないんだもん…
内容的に早い時間は放映できないとかあるんだろうか。 

あらすじはこんな感じ。

出会い系サイトのサクラをして生活費を稼ぐエミコ(瀬戸さおり)は、サイトを通じて知り合った真之助(岡山天音)が自分に入れ込んでいると感じていた。
彼女は「自分は暴力団組長の娘で、父親に結婚を認めてもらうには組への登録料が必要」だとうそをつき、真之助から金をせびる。
やがて、エミコは解体作業員のアキラ(八木将康)と出会って心を奪われるが、アキラの姉・香澄(山田真歩)が重度の障害者だと知ると、交際の邪魔になると考えて……。

2002年に起こった和歌山出会い系サイト強盗殺傷事件をモチーフにした映画です。
なのに、同行者見つからなすぎてインターネットで出会った人と行ったっていうね。
相手があんまり気にしてなかったからいいけど。
事前知識なしで観たのですが、細かい設定とか流れは全然違いました。
詳しくは見比べて観ていただきたい。

映画を観ているときのメモはこんな感じ。

・やっぱ念書書くべきだわ…産むのだって大変なのに…
・「いらん子のらん」ってあんたマジかよ
・スリーサイズの用途が斬新すぎる笑
・初デートの服がそれ?
・フルウィッグは確かに人相変わるなー
浅田舞浅田舞に似てる(ウィッグ着用時)んだ。
・娘のが先に場所見つけとる
・意外に田舎だな舞台、足つきそうなもんだけど
・子どもになんて歌教えてるんだ
・懐かしのおにぎらず
・こういうところが残るんだ父親のこういう面見るのは辛いな
・よく出禁にならないよな…
・女のテンションは下着に現れる
・「秘密を共有できる相手」って強いな
・恋愛系の詐欺の人って、
 恋愛体質だからお金残ってないのかな
・『白夜行』みたい
・みたことない唇のかたち、豆のさやみたい
 セクシー
・蚊を潰す、決意する

エミコ役の瀬戸さおりさんが刹那的すぎてもだえました
っていうふざけたレビューでもいいかなと思ったんだけど笑
ちょっとだけ真面目なレビューを。

キヌがこの映画を観て思ったのは、殺人でさえダミーなんだなってこと。
この一見凄絶で自分とはなんの関係もなさそうな事件でさえ、根底に流れているのは普通の感情なのかもしれないって思ってぞっとしました。

誰にでも「自分ではない他者」に重きを置いてしまうことってあるじゃないですか。
もっと簡単に言えば「自分ではない他者」に尽くすこと…
「あなたのために」って言いたくなるときってあるでしょ?

居場所がほしい、愛されたい、一番になりたい…だから尽くす。
普通の人にも毎日湧き上がる「誰かに認められたい」という感情。
自分で自分が認められないから、誰かに認めてもらいたい。
この事件も、(少なくともこの映画の中では)そんな小さな承認欲求が火種になったんだなと思ってぞっとしたんです。

それでもええし
それでもええからそばにおいてくれませんか

わかったわ
あんたはよう、
自分のためにやってるんやな
尽くすんが好きなんや
なら、望み通りしたるわ

誰にだって起こりえる。
自分の外に評価を求めるかぎり。
自分自身に向き合わないかぎり。

そもそもエミコは
お金が目的だったというより
それ以外の愛情表現を知らなかった
のではないかと思いながら、海に入っていく背中を見つめました。
もっと語りたいのでぜひ観てください。

 

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自分の外を敵とみなすとキツイってこういうことかと思いました。 

一緒に戦っていくんや
このしょうもない世界とな
今戦ってるんや
この世間と2人きりでな

まあ、あんな複雑な家に生まれたらそういうマインドになっても仕方ないかな。
浮気して家を出て出戻ってきたプー
おじいちゃんが、脳梗塞で倒れたシーンがとても印象的でした。
いままでそんなことおくびにも出さなかったおばあちゃんが

脳梗塞は倒れて7分が勝負や
今でさえなんの役にたってもない…
もし障害が残ったりしてもいいんか?!
それでもいいんか!

って叫んで救急車手配を止めるシーン。
怒りが溜まってたんだなあと。
でもそれならなんで出戻り許したんだろう…キヌなら叩き出すけどなあ。

あとお見舞いシーンは娘として辛いもんがあります。
病人だから仕方ないのかもしれないけど、娘の手でそんなことすんな。

 

ちなみにたまたまトークショーも聞けました。下記はそのときのメモです。

岡山天音さん24歳だそう、若っ!
・「面白い」=規定値から外れる
・映画の撮影期間10日?
・ヒロインのラストシーンは初日に撮っている
「いろいろな解釈ができる終わり方」
 あそこで禊いだのかな
・殺しは委託、神的なものからやらされている
・エミコは「本能」の人
・「男の人の尻を3回観る映画だったと」笑

真之助に対して

(出会うのが)あの人じゃなくても、こうなってたんじゃないか

っていう発言があったのが印象的でした。
確かに尽くすの好きなひとって尽くし甲斐があるひとを探してくるよなと。
キヌは尽くされる側なので、あまり言えた義理ではないのですが。

岡山天音さんが

その人ごしに反射してる自分を思ってたり

って言ってたのが、まだ耳に残っています。
結局他人を通して自分を愛してるんだよね。
自分への愛情表現が婉曲的すぎ。