ヒトコト図書館掲示板

髙橋キヌ、29歳独身。月に読む本は150冊以上、本代は常に10万円。ページのあいだに棲んでいます。

投資バカの思考法

この間、珍しく母が投資の話を持ってきたのですが
キヌが2年前に紹介したやつ でした。超見たことある。

CMばりに「早く言ってよお」って言われました。

www.youtube.com

いやいやいや散々言ったし、資料取り寄せて説明会に行かないか散々誘ったかんな!!!(心の叫び
あれですね。
影響を受けた本の紹介が遅れたのがよくなかったんですね。うん。

…というわけで本日はこちらの本をご紹介します。

投資バカの思考法

投資バカの思考法

 

キヌはほぼ日経由で知りました。
投資とかは、生まれつき算数の能力に秀でている人がやるものだという意識があったんですけど。
ほぼ日の連載を読んで、まあとりあえず本読んでから判断すんべってなった記憶。
そういう意味では書店で販売している本って未だに強力な布教ツールよね…

内容はこんな感じ。
Amazonの紹介、長くてよくわからなかったので(またかい)下にあった著者のコメントを少し引用しておきます。

「本書は、私がこれまで25年間で磨き上げてきた、
投資のプロとしての経験と知見、メソッドを一冊に凝縮したものです。
『投資』と『お金』の考えをすべて詰め込みました」

著者の藤野英人氏は、「ひふみ投信」のファンドマネジャーとして、R&Iファンド大賞を4年連続で受賞。25年以上どんな経済状況でも実績を出し続ける「カリスマ投資家」と呼ばれており、「投資とは、日経平均を予測するギャンブルではない。未来が予測できなくても、長期的には勝ち続けることは不可能ではない」と言う。
なぜ、激動の時代でも勝ち続けることができたのか。
その方法を、すべて明かしたのが本書である。

「投資」「お金」「経済」の本質がつまった1冊!

要するに、
投資で25年間勝ち続けているプロが、テクニックを教えちゃうYO!!!
って本です。
あれなんかキヌがまとめるとすっげー頭悪そう。

投資の定義からして好感が持てます。 

投資とは、
「今この瞬間にエネルギーを投入して未来からのお返しをいただくこと」
「世の中を良くして、明るい未来をつくること」
だからです。

ここを読んで、
投資 = 独居老人から年金をむしりとるもの
っていう暗黒図式からようやっと解放されました笑
投資ってんなんとなくそんなイメージがあったのよ。

簡単にいうと
投資 = 現在余ったエネルギーを応援したいひとに渡して、未来にちょっとしたお返ししてもらおう!
っていうことね。
イメージとしてはファンとかタニマチに近いものがあるかもしれない。

だから結局、見るのは「ひと」ってことですね。

私たちがフォーカスしなければいけないのは
日経平均の動きではなくて、
「個々の会社の利益」であり、
「この会社は伸びる可能性があるか」です。 

会社の成長は、大部分は、社長で決まります。
経営理念やビジョンを話すときに目を輝かせる社長は、信頼できます。
トップが情熱を傾けない事業に、成功の芽はありません。

上場を果たした社長にある共通点があります。
それは、「社長は、白い嘘つきである」ということです。

社長の話は「きれいに整理された嘘」であることを冷静に認識したうえで、情報収集するべきでしょう。
「成功する会社」を見極めるためには、「会社は、善でもあり悪でもある」「会社には、嘘も、真実も両方ある」ということを受け入れることが大前提になるからです。

私は
・「絶対に成功するんだ」と熱意を語れる人
・嘘をついていても、そのための努力や献身を惜しまない人
・成功しない可能性もあるけれど、そこでひるまない人
を応援したいと思っています。

んで、実際に投資をするにあたって必要なのは下記7つだと。

① 洞察力 : 主観を排除し、情報をフラットにとらえる力
② 決断力 : やらないことを捨てる力
③ リスクマネジメント : 変化を受け入れる力
損切り : 過去にとらわれず、今を評価する力
⑤ 時間 : 時間を味方につける力
⑥ 増やす力 : 経済とお金の本質を知る力
⑦ 選択力 : 未来の希望を最大化する力

これについても本文で細かく説明されています。
せっかくなんでいっこずつ説明していきましょう。

① 洞察力 : 主観を排除し、情報をフラットにとらえる力

ひとは普段、「見たいものしかみていない」ってことですね。
このへんにズバッと書いてあります。

自分の主観や偏見を含まない「意見」はありません。

私たちは「主観の牢獄」に囚われていて、残念ながら、そこから逃れることができません。すべての意見は「主観」であり、「偏見」です。

その段階では正しく評価ができないので 

人間は「自分は正しい」という前提で主張しがちですが、部分を見ているだけでは全体を正しく評価することはできません。

私たちは選択的に情報を得ていて、「関心があること」しか見えていません。同じ風景を見ていても、脳内の風景はまったく違うのです。

人によって、見えたり見えなかったりするのは、持っている知識の量や関心の度合いが違うからです。

観察者の性別、職種、立場、環境、教育、関心、DNAなどに左右されます。

「自分が見えていない景色がある」ということを理解しよう、というわけです。  

物事を観察するときは
「見えている景色は、人それぞれ違うこと」
「自分が見えている景色とは、別の景色があること」
を常に意識することが大切です。

マーケットには、たくさんの人がいます。
だからこそ、いろいろな場所に出向き、いろいろな職業の人と対話をし、コミュニケーションを取る。
いろいろな価値観に触れて、「何が評価され、何が評価されないのか」を丁寧に観察する必要があります。

(株式市場で勝つためには)「自分の考えは置いておいて、世の中や相手がどう思うか」を考える習慣を持つことです。
「自分がどう思うか」よりも、「多くの人がどう思うか」を考えることが大切なのです。

具体的な方法も書いてありますよ。

マーケットの本質を見抜く3つの習慣
① 他人の目になりきる
「自分はどう思うか」ではなく、「相手はどう思うか」をイメージできれば、主観とは別の視点で物事を観察できます。
② 関心事を増やす
関心事が増えれば、それに比例して、インプットする情報量が増えます。
③ 物事を複合的かつ立体的に見る
マーケットにおける経験、人生における経験、会社における経験を積むほど、断片の情報から全体を埋めていくことができます。 

なりきりゲーム :
「このような状況のとき、仙台在住の20代・未婚OLだったらどう考えるかな」
「では、山梨で果樹園を営んでいる70歳のおじいさんだったら、どう考えるか?」
たくさんの人物になりきることで、「全体の意見としては、こうなるのでは」とイメージできるようになります。

私が日常的にチェックしている情報源は、次の「3つ」です。
① 新聞日本経済新聞
② SNS
③ 街(街歩き)

新聞は、あまたある社会の情報を満遍なく掲載してあるため、網羅性が高いのが特徴です。
「ネット上の細切れの情報を細切れの時間で得る」のと、「毎日一定の時間を使って新聞を読み込み、昨日の出来事を網羅的に得る」のでは、あきらかに後者のほうが考えるクオリティが上がります。 

SNSは幅広い人の考え方を知るのに非常に好都合です。
フェイスブックツイッターとは、それぞれの人が自由に、好き勝手に意見を書いている場です。多くの人をフォローするだけで、それらの多様な考えをタダで手に入れることができるという貴重な場でもあるのです。

街を歩いたとき、どこまで対象を観察し、他人の目で考えられるか。
街歩きのポイントは下記の通り。

・大型家電量販店を定点観測する
同じ店を観察することで「違い」がわかります。2、3か月に一度でいいので、家電量販店の各フロアをぐるっと回ってみましょう。すると、「お客様がどれくらい入っているのか」「どんな商品があるのか」「何が売れて、何が売れていないのか」がわかります。

・話題の店に行ってみる
たくさんのお店を知れば知るほど、比較対象の幅が広がるので、情報の偏りが少なくなります。

・電車やバスの車内で、乗客を観察する
中吊り広告、車内にいる人の服装や持ち物、車窓の変化など、移動中でも情報を集めることができます。

・聞き耳を立てる
松任谷由実さんは「若い女の子のリアルな会話を聞くために、ファミリーレストランで聞き耳を立てていた」そうですが、私もそれに近いことをしています。両氏の会話、駅員同士の会話、百貨店の店員とお客様の会話など、いろいろな場所で、いろいろな人たちの会話に聞き耳を立てています。マーケットは個々の人間そのものですから、聞き耳を立てることによって、マーケット全体の傾向を知る手がかりが見つかります。

・写真を撮る
カメラで人や対象物を撮ることで、今まで見えなかったものが見えるようになり、結果的に観察力を身に付けることができます。

キヌもこの中のいくつかを、試験的にやってみています。 

「その人がしてきた経験」によって、ものの見え方はどうしても左右されてしまいます。
過去の経験が今の自分をつくっていますから、過去の経験を基にした考え方しかできません。
であれば、ものの見方を変えるには、変に見方を変えようとするのではなく、「経験」のほうを変えてしまえばいいのです。
経験のほとんどは、「食べたもの」と「会った人」と「読んだ本」によって形成されていると私は思います。
これまでの人生の仲で自分がしてきた経験を、捨て去ることはできません。
ですが「別の経験」をインプットすることはできます。

② 決断力 : やらないことを捨てる力 

なんかデジャヴ。この本かな。

何かを「決める」ためには、選ぶものと選ばないものを分けて、後者を捨てなければなりません。
決断とは、「しないことを決めること」だと、私は考えています。
無限の可能性の中からひとつの可能性を選び、残った他の可能性を捨てる。
これが「決断する」ということです。

もちろんむやみやたら捨てるのではなく、判断基準があります。

「何を捨てて、何を残すか」は、次の「4つの決断軸」で考えるとはっきりします。
第1の軸 : 損得(どちらが得をして、どちらが損をするか)
第2の軸 : 善悪(どちらが正義で、どちらが悪か)
第3の軸 : 美醜(どちらが美しくて、どちらが醜いか)
第4の軸 : 好き嫌い(どちらが好きで、どちらが嫌いか)

第4の軸に好き嫌いが入っているのが意外な気もしますが、これが他のファンドと差をつけた秘訣なのかもしれません。

投資とは、自分以外を信じることです。自分以外に賭けることです。
相手のことを100%理解することも、完璧にわかり合うこともできません。
だからこそ私にとって、相手のことが「好きになれるか」が重要です。

「嫌いな会社には投資をしない」
「自分の考えや方針に合わない会社には投資をしない」
「相性が合わない会社には投資をしない」

自分の哲学に合わなければ、たとえ儲けが期待できても捨てる。
これが私の決断です。

③ リスクマネジメント : 変化を受け入れる力 

この章の内容は簡単です。
「気になったらとにかくやってみよう」ってことです。
それが最終的に一番のリスク管理になるんだと。

選択を強いられた際、人は「今いるところに留まるのが安心で、安全だ」と思い込む「現状維持バイアス」が起こります。
けれど、外の世界に飛び出すことを怖がっているうちは、現状を変えることも、大きなチャンスを手にすることもできません。
好奇心が旺盛な人は、いろいろな対象にトライするので、結果としてリスクが低くなります。

「リスクを最小化させるのは、好奇心の多さである」

損切り : 過去にとらわれず、今を評価する力 

評価は常に「時価」で考えるってことです。
こうやって考えると片付けとかも進みそうですね。

失敗する人の多くは、投資した金額やかけた時間、費やした労力をなかなか捨て去ることができません。
投資で大切なのは、簿価を忘れて「時価」=「今の市場価格」で考えることです。

(3年前買った300万円、今は80万円に下落している株だとしたら)
「今、手元に80万円あったとしたら、この株を買うだろうか」
「買う」と思えるのならそのまま持ち続け、「買わない」のであればすぐに売るでしょう。
今その銘柄を買わないと判断するのであれば、即、売却すべきです。
時価が買うべき値段ではないなら、保有する理由がありません。
大切なのは「過去がどうだったか」ではなくて、「今持っているもの」の価値を正確に見極めることです。 

⑤ 時間 : 時間を味方につける力

細く長くってことです。
時間をかけることってプロでもないとなかなかできないよね。

投資は子どもの成長と同じ。
時間をかけて、長く、ゆっくり。
「長く、そして毎日やり続けること」が「プロ」の条件なのだと思います。

三日坊主にならないための5つのコツ】
① 頑張りすぎない
② 再開する
③ ダラダラやる
④ 自分に期待しない
⑤ ルーティン化する

⑥ 増やす力 : 経済とお金の本質を知る力

経済、そしてお金についてを知るということです。
キヌもここを見失いがちなのですが

「経済」とは「お金を通じて支え合うこと」です。

経済は互恵関係である以上、相手にリスペクトを払うことは、自分にリスペクトを払うことと同じです。
そして、相手をバカにすることは、自分をバカにすることと同じです。
「ありがとう」を言えば「ありがとう」が返ってきて、「怒り」は「怒り」で返ってきます。
経済活動とは、「お金」と「ありがとう」を循環させることです。 

「ありがとう」には、周囲の人をプラスの感情に変える力があるからです。

経済はエネルギーの交換でしかなくて、自分が出したエネルギーが(何倍かになって)返ってくるんです。
なら最初からプラスのエネルギーを出しておこうぜってことですね。 

この本では、そんなプラスのエネルギーを出す手段のひとつとして、初心者投資のコツを紹介しています。 

【初心者の投資で大切な5つのポイント】
① すぐにはじめる
② 「手に汗をかかない額」を投資する(小さく)
③ 情報をしっかり集める
④ 一気に投じない(ゆっくり)
⑤ 最低3年間が実践する(長く)

「よく知っている業界」や「よく行くお店」「愛用している商品をつくっている会社」など、情報がとりやすい身近なところから投資先を探してみましょう。

・会社の理念に共感できるか(自分と相性が良さそうか)
・「売り上げ」や「営業利益」「当期純利益」などの数字が伸びているか
・ウェブサイトに、社長や役員の顔写真があるか

社長や役員が自ら外部に顔を出すことは、経営の責任から逃げないという責任感や覚悟の表れでもあります。

⑦ 選択力 : 未来の希望を最大化する力
人生の可能性を増やすために、自分がイメージできる範囲を広げようってことですね。

イメージできないことは、マネージできません。
つまり、人間は想像外の行動をすることはできないのです。
イメージできることが少ないと、狭い範囲の中に留まってしまいます。
人生の可能性を広げるには、イメージできることを増やす必要があるのです。
イメージできることを増やすには、あらゆることにチャレンジして、知識と経験の量を増やすしかありません。
経験値が上がれば上がるほどイメージの範囲が広がり、範囲が広がれば広がるほど、自分の潜在的な価値が上がっていくでしょう。

やることはすっごい簡単です。
「昨日までの自分がしなかったような選択」をするだけです。 

イメージできることを増やしていきましょう。
今日、この瞬間から選択を一つだけ変えてみるのです。
どんな些細なことでもいいから、「今までと違う選択」をしてほしいと思います。

昨日までの選択の結果が、今日の自分をつくっています。
だとするならば、今までと違う選択をしたり、選択の数を増やしたり、選択の質を変えないかぎり、自分を変えることはできません。

 

ふーやっとまとめ終わった。
昔のキヌみたいに「ゼッタイ投資はやらない!」って人にも、ビジネス・自己啓発本としてすっごくおススメです。
読んだら変わるかもしれないし笑
気になったらぜひ、本屋さんでお手に取ってみてくださいね!

 

 

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本読んでからこの部分読むとグサグサきますね。

「動かない人」は、転職をせず、地域を離れず、狭い交友関係の中で息を潜めていて、買い物する場所も代わり映えがしません。投資も消費も消極的で、節約が大好き。
怖いから動かない。動かないから視野が広がらない。視野が広がらないからチャンスに気が付かない。
現状の不満を自分の責任ではなく、「世の中のせい」にしています。

生活範囲が狭い人ほど、「動かない」傾向にあります。
怖いから動かない。
動かないから視野が広がらない。
視野が広がらないからチャンスに気がつかない。
現状の不満を払拭できないとしたら、「世の中のせい」ではなくて、すべて動かなかった自分の責任です。

心屋先生がよく書いてる「バンジーできないひと」っていうのも同じ気がする。
タイヘンジャーもそうかな。自分が動かないってとこでは。

www.youtube.com

そしてなんとなくこのへんグサグサくるけど疲れているのかしら。

「人は、ただ生きているだけで価値がある
「人は、ただ生きているだけで誰かを支えている」
生産活動に参加していなくても、消費活動を行っているだけで、「誰かの役に立っている」のです。

飛び込み自殺をする人の多くが「通行人の多いところ」を選ぶそうですが、その理由は「関心を持ってもらいたいから」ではないでしょうか。

富士樹海の自殺志願者を救うパトロール隊の人に話を聞いたことがあります。自殺志願者を止める方法は、びっくりするくらい簡単なことだというのです。それは「おーい」と声をかけることです。

こちらが関心を持ってひと言声をかけるだけで、たくさんの人の心をほぐすことができる。少なくとも自分の周りにおいては「おーい」の精神を忘れないでおこうと思います。

きっかけとなったほぼ日の連載はこちらです。

www.1101.com