ヒトコト図書館掲示板

髙橋キヌ、29歳独身。月に読む本は150冊以上、本代は常に10万円。ページのあいだに棲んでいます。

笑うホームレス

本日はこの本をご紹介します。

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これ、BASEのページのスクショをトリミングしたものです。
元画像はこちら。

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最初から商品ページを貼ればよかった気がするけど笑 

yugamigachi.thebase.in

そうなんです。
この本、本屋さんやAmazonには置いておらず
BASEを使って著者が直接販売 しているんです。

キヌは西野亮廣先生の本で、ホームレス小谷先生の存在を知って
「自伝本が出ているなら買ってみよう!」と本屋さんに行ったんですよね。
そこで困り顔の店員さんからBASEでしか買えないことを知らされました。
マジでありがとう優しいお兄さん。
おかげで無事に買えました。 

内容はこんな感じ。

クラウドファンデングで資金を集め、作ったホームレス小谷の自伝本付きの御守りです。
ホームレスになる直前から始まる、世界一日楽しいホームレスの物語が読める上に持ってるだけでご利益がある御守り。
※送料込み。
※縁起の良い言葉付き
※サイン付き。
※10日以内に口座に振込が無い場合は、キャンセルになります。
  振込確認後、発送します。

商品ページ から引用したのにわかりにくいな…
この本は、
「ホームレスになって豊かになった人」の実験的生活
の結果をまとめたものです。
え、ホームレスの幸せなんてタカが知れてるって?
どうせ精神的な美しさとか言うんだろって?
これを読んでください。

僕は、ホームレスになって1年間で、10キロ太って、べっぴんの嫁を貰って、浅草の『花やしき』を貸し切って盛大な結婚式をおこなって、フィリピンの被災地に100万円を寄付して、音楽フェスの主催者になって、テレビ番組で特集されて、このように本を出すことになって、今、メチャクチャ幸せだ。

家もない、金もない、社会的信用もない。
だけど、僕は幸せだ。ホームレスのくせに幸せだ。

たった1年間でこんなに得られる人って、どれだけいるんでしょうね?
もう、完膚なきまでに豊かでしょ。

ホームレスを始めたきっかけは「居候を解除」されたこと。

「お前、今日からホームレスになりな。その方が絶対に上手くいくから」
「ホームレスになった方が上手くいく」の意味がまるで分からない。ホームレスは人生のドン底じゃないのか?失敗を繰り返した人間の“なれの果て”じゃないのか?
驚く僕をよそに、西野さんはポケットから自分の携帯電話を取り出して、ツイキャスで生配信を始めた。
「ホームレスの生活をライブでお茶の間にお届けした人間って、地球が始まってから一人もいないから、お前が人類第一号。おめでとう」
そして僕はホームレスになった。

2013年6月1日のことだ。
西野さんは相変わらずゲラゲラ笑っていた。
「え、なんすか?」それは、あまりにも突然だった。
目の前では西野さんがゲラゲラ笑っている。

僕は今でもホームレスを名乗っているが、世間がイメージするホームレスをやっていたのは、2013年6月1日からの1ヵ月間だ。
その時期は毎晩、公園にダンボールを敷いて寝ていた。

普通のホームレス生活を経験しネットで配信した後
BASEで「自分売買の店」を立ち上げ
自分の1日を激安50円で売り始めます。 

(BASEで)店を立ち上げるもなにも、僕、売るものが何もないっすよ」と応戦すると、「自分の一日を売ったらええやん、自分人身売買の店。ギャハハハハ」と西野さん。
なるほど“自分を売る店”ときた。

ヤン君は『パンカク』というiPhoneアプリを開発する会社の社長で、なんと2009年のアメリカの有料アプリランキングで1位に輝いたという経歴の持ち主。凄腕だ。
さっそく西野さんからヤン君にネットショップの構想が話される。
その話を受けたヤン君は
「自分人身売買の店、いいね。やるんだったら、一日の値段はできるだけ安いほうがいい。最初の一ヶ月はオープン記念特別キャンペーンで一日100円。一ヶ月が経ったら通常価格の50円にしよう!」
とノリノリ。
ヤン君は、「働きに見合った値段設定だと、『恩』が発生しないでしょ?小谷君は、できるだけたくさんの人に会って、お金を貰うんじゃなくて、
ほぼ無償で働くことで『恩』を作って、『恩』で人生を回した方がいいよ。大丈夫、必ず戻ってくるから」と言った。
上手くいくか不安だったけど、西野さんとヤン君は「絶対に大丈夫!」と謎の自信を見せている。
僕は頭が悪いので、もう、この二人に賭けるしかない。

なんでもいいけど、
いくら 先輩と天才が言ったからってそのまま始める?
ここがほんとすごい。
普通ここでしのごの言いそう。
ちなみにキヌなら確実に言います。

そうして愚直に実践していたら、想像以上のことが起こったって言う話です。

朝から草むしりをしていたら、「さすがに悪いので」と依頼主が昼ご飯をご馳走してくれた。
夜まで働いていると、「夜まで頑張ってくれてありがとう」と夜ご飯を。
昼、夜を共にすると、すっかり仲良くなっちゃって、その後は呑みに連れて行ってくださったり、あまり遅くなると家に泊めてくださった。
こうなると、依頼主が僕に支払っている額は50円どころじゃない。
昼ご飯代、夜ご飯代、そこに呑み代やモロモロ加えたら、かなりの額を僕に支払っている。
それなのに、「ありがとう!ホントにありがとう!」と依頼主は僕に感謝を告げる。
僕は、50円という格安価格なので、少々仕事が雑でも怒られることもない。というか、ハナから仕事の質を期待されていない。

そんな調子で日給50円の生活を過ごしていたある時、ツイッターで何気なしに「…腹減った」とつぶやいたら、「今から飯行く?ご馳走するよ」「…ていうか、アンタ、今夜、泊まるとこあんの?なかったら、ウチにおいで」というコメントが数件届いた。
恩で人生が回り始めた瞬間だった。
そういえば、一ヶ月近く、自分のお金を1円も使っていなかった。 

そうなんです。
ホームレス小谷先生がコツコツ貯めたのは、お金じゃなくて信頼。
しかも楽しく笑いながら貯めたのです。

毎日誰かに会えて、毎日ご飯が食べられて、近頃じゃ寝床まで提供してもらえる。国境を越えても同じ。こちらが笑えば、笑ってもらえて、また笑える。なんだ、幸せじゃないか。

そして貯めた信頼を使って、結婚式/被災地への募金/音楽フェスなど次々と大きなプロジェクトを成功させていきます。
プロジェクトを成功させた方法もとっても面白い
…のですが、それはせっかくなので本で確認してください♡

住みこみのアルバイトをしている感覚、住所は地球だ。

世界中の人が家族になって「家族だから助け合ってあたりまえ」という未来を作りたい。だから、互いの欠陥を埋め合うために、僕がいて、あなたがいて、この星には何十人もいる。そして、その時は『タスケテクダサイ!』とカタカナで書くことをオススメする。その方が漫画っぽくて、アホっぽくなるから。

自分の苦手なことは、それを得意とする他人に任せればいい。大声で助けを求めることは何も恥ずかしいことじゃない。

 

 

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本文には載せられなかったけど、好きな部分をここに置いておきます。

「スピード」は実に正直なバロメーターだ。
その事柄を面白がれている時は、やはり早い。 

ほとんどの人が「空気を読む」という言葉を「大衆側につく」という意味で使っている。大衆側につくことなんて犬でもできる。数の多い方に身を寄せればいいだけだから。
その行動を「空気を読む」とするのであれば、「自分は空気が読める」なんて間違っても威張って言えるようなことではない。 

大昔に誰かが決めた「幸せ」の定義にハマれない人が否定されて死んでいく。 

西野亮廣先生の)ヨットの理屈で言うと、向かい風だって、前進の後押しをしてくれる力で、言い換えれば、「『嫌なコト』があるということは、『才能』を兼ね備えているということだ」と西野さんは言う。
貧乏でも大丈夫。不登校でも大丈夫。イジメられていても大丈夫。
その力は利用した方がいい。
必死に探せば、その方法は必ず見つかる。
これが見つかれば毎日楽しい。

僕たちがこの人生において探さなきゃいけないのは、向かい風を前に進む力に変える帆の角度だ。
真っ向から立ち向かっていく必要なんてない。
向かい風を打ち消すなんてもったいない。 

仕事がなけりゃ時間が有るし、金がなけりゃ覚悟があるし、美貌がなけりゃ笑いがある。
とにかくワタシにゃ、何かある。

こんな面倒なこと、誰もやらない。だから、やる価値がある。

負けないコツは、負けて終わらないことだ。
同期の芸人や、僕の周りでどんどん前に進んでいく人達はそれをしていた。
何度も負けていたけど、負けて終わりにはしなかった。
「弱い人」というのは負けた数が少ない。
もう負けるのが嫌だから、そもそも戦うことをしない。
だから負けた数が圧倒的に少ない。だから弱い。負けた時の立て直し方を知らないのだ。で、負けない。こうして「弱い人」のスパイラルに入る。
立て直し方を知らないから、決して負けないように、戦わない。負けた時の立て直し方さえ身につけていれば、負けることなんて怖くない。
そして、それを身につけるには、負けなきゃいけない。
負けるためには、戦わなきゃいけない。
きっと明日もなんとかなる。これまでたくさん負けたから。

確かに講演会とかできそう、禁止されてるみたいだけど笑 

嬉しくなって、そのこと(依頼があり講義をしたこと)をヤン君に話したら、と、こっぴどく叱られた。
「ちゃんまり(僕のニックネーム)は、戦略を語っちゃダメだよ。誰よりもバカで、誰よりも貧乏で、誰よりも下にいるから需要があるんだよ。その手の依頼は二度と受けちゃダメ!」

配信も観てみたかったなー

オジサンは東日本大震災で職を失い、福島から東京に来て、ホームレスになった。
あまりにも悲惨な運命だったので、そんな人生を送っている人の娯楽が気になって、「何をしている時が一番楽しいですか?」と訊いてみたら、オジサンは、とても嬉しそうに、こう答えた。
「私、ホームレスのくせに、実は、野菜を作ってましてね…、その野菜を福島の給食センターに送っているときが幸せなんです」
立派な人だった。しかし、この人もホームレスだ。
「肩書き」というものを初めて疑った夜の出来事。

結婚までのくだりはもう映画にでもしてもらいたい。

もんちゃんが即答した。
「こんなヤツと付き合うのは絶対に嫌ですけど、でも面白そうだから、結婚だったらいいですよ」
ドキドキした。この娘と一緒にいたら、この先、いろんなことを笑い飛ばしていけると思った。
僕はホームレスだ。金もなければ、家もない。そんなヤツが幸せになる為の方法は一つだけ。
「笑い飛ばす」ということだ。

誰が言ったか忘れたが、「誓いのキスはどこでする?」という言葉に、「渋谷なんだからスクランブル交差点のド真ん中でしょ!」と誰かが返して、気がつきゃ、交差点の歩道でスタンバイ。
信号が青になった瞬間に、もんちゃんと二人でダッシュして、スクランブル交差点のど真ん中でキス。
ヤン君が通行人に事情を話してくれていて、次の瞬間、スクランブル交差点を渡っていた人達による胴上げ。
映画にしてもクサ過ぎるシチュエーションだ。

「お前は誰を幸せにしたいの?」
「もんちゃん?ヤン君や家入さんや俺?お前を支えてくれる人?それとも、お前の人生の責任を取るつもりがないのに、暇つぶしにお前にごもっともな正論をぶつけてくる奴?」

最後に本の話に戻りますけど、この本は装丁も面白いんですよー
これで1,200円とかほんとに価格破壊だと思う。
直販は西野亮廣先生のアイデアだそうです。

映画館とか舞台を観に行った時に、パンフレットって売ってるやろ?あれって出版社を通してないやん。いわば手売り。だから、売り上げが数百冊数でも十分に黒字が出る。無計画に出版社から出して、ヘタに流通なんかに乗せるから、中間マージンを奪われて、数千冊、数万冊売らなきゃならなくなる。そうじゃなくて、数百冊売れたら黒字が出る本を出せばええねん。

家入さんから「売れるモノを常に持ち歩いているのはイイね。とくに小谷のように、いろんな人に会う人は」と言われた。

ぜひ手に取ってみてもらいたいんですよねー
なので、もう一回BASEのリンクを貼っておきますね笑

yugamigachi.thebase.in

印刷所さんの記事を見つけたので、こちらも貼っておきます。

「笑うホームレス」出版! | 江戸堀印刷所|大阪

 

ホームレス小谷先生は、下記の本でも紹介されています。
興味がありましたらぜひ。

librarian-kinu.hatenablog.com

librarian-kinu.hatenablog.com

にしても、西野亮廣先生のフットワークの軽さよ。

後からキングコング西野亮廣さんにどうして自分を居候をさせてくれたのか)聞いたら「お前みたいなダメ人間が家にいたら、話のネタに困らなそうやん」とバッサリ。
そうだった。
この人はいつだって自分のことばかり考えている、鬼ナルシストだった。