ヒトコト図書館掲示板

髙橋キヌ、29歳独身。月に読む本は150冊以上、本代は常に10万円。ページのあいだに棲んでいます。

おしゃれと人生。

本日はこちらの本をご紹介します。 

おしゃれと人生。 (単行本)

おしゃれと人生。 (単行本)

 

キヌは読みたい本を手帳にリスト化していて。
本屋さんに行くたびに探しているのですが、これは中々見つからなかったんです。
やっぱり本のタイトルは間違いなく書き写す必要がありますね。
もしくは著者名を併記するとか。
内容はこんな感じ。

おしゃれは生き方と響きあう。
好きなものが歳を重ねるにつれて変化したり、今まで似合っていたものに何となく落ち着きの悪さを感じたり……。
そんなとき、あの人はどんなふうに新しい装いを見つけたのでしょう。
ある人は明るい色の着方が幸せを呼び込むことを実感しました。
別の人は取捨選択の目に徹底的にこだわりを持つようになりました。
生き方がさまざまならば、ファッションの極意もさまざま。
この本には、あなたの明日の装いへのヒントがたくさんあります。 

簡単に言えば、
著名人のファッションインタビューをまとめた本
です。
簡単にまとめすぎ。
なんていうのかな…どっかで聞いたことあるなって話じゃなくて面白かったです。
それぞれ自分なりのこだわりがあって。
どこか、おまじないみたいというか。
3人分だけ、ちょっとずつご紹介します。

 

平松洋子さん(エッセイスト)

まず一日か二日は着て昼寝したりするの。ブランドとか、いくらだったとか、そんなことは一切考えずに、心地いい毛布にくるまるような気持ちで。着て寝ることで気張らなくなるし、不思議なくらい体に馴染むのよ。しっかりしたツイードコートや皮の服も、まずは着て寝てなじませるのって、すごくおすすめ。   

有元葉子さん(料理研究家

ニットはもちろん、Tシャツやエプロン、革や布のバッグまで、すべてクリーニングにだしている。Tシャツやエプロンは、以前は自分の手で洗っていたが、ある時期から、その時間を睡眠に当てた方がいいと考えるようになった。しかもプロの手で洗ってもらうと、家庭用洗濯機で洗うより服が痛まず、格段に長持ちするため、買い替えの頻度が少なくなったという。

特に好きなのは、我妻マリさん(ファッションモデル)のページ。 

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「たとえば高級なストールを手に入れたとして、『これは特別な日につけよう』なんて大事にしまっておいても、いざそのときに素敵につけこなすことなんてできないのね。自分も布もお互いよそよそしい感じがして、なじんでないな、というのが他人から見てもわかってしまう」
だから、もったいないなんて考えずに、まずはそのストールを毎日巻くことから始めてみる。自然な巻き方の練習になるだけでなく、布が肌になじんでくるにつれて、体にそっと寄り添うような表情を醸し出すようになる。
「柔らかくて美しい布って、巻いている自分だけでなく、眺めている方も気分がいいもの。だから海外に行くときは、ちょっと華やかな大判のストールを一枚、スーツケースに入れていくの。あちらで急にパーティーに出席することになっても、そのストールをまとうだけでドレスアップした雰囲気になるし、『たたずまい』というのかしら、さりげなくエレガントな空気感が生まれる。大げさな装いでいるよりリラックスして見えるせいか、初めて会う人からも声をかけてもらいやすい。だから多少根が張っても、いいストールを一枚持っていると便利なの」。
ヨーロッパでは、子どものこれから親にストールを手渡され、自分で巻き方を練習するから、みんな布のおしゃれが上手なのよ、とも教えてくれた。

「最初に布の両端をぐっと引っ張ってから体に巻きつけると、ずれにくいのよ」「片方の肩にだけ掛けると民族衣装風になるでしょ」など、巻き方のアイデアを次々に披露してくれた。

(服の裾を持って仰ぐように振るのは) 『ほら、出番だぞ』って服に気合いを入れる意味もあるの。海外のコレクションでは、ショーの前にこういうことするデザイナーが多いのよ。見るからに新品のものや、かしこまった感じより、なじんだ風合いの方が粋だとされているから。久しぶりに着る服でも、当日ではなく数日前から部屋に出しておいて、『元気だった?なかなか着てあげられなくてごめんね』なんて声をかけておくと、袖を通したとき、すぐなじんでくれる」

冷え症でストールが手放せないんです。
でもほら「防寒じゃなくておしゃれで巻いてる風」にしたくって。
死蔵しているエルメスのストールを出してこようと思いました。
あと、香水についてのアドバイスも素敵です。

「暑い季節は柑橘系、寒い時期は少し甘めの癒される香りと、まず春夏用と秋冬用の日本を揃えるところからスタートするといいわよ」

「香水って、つけ方を間違えると匂いがきつすぎて嫌味になってしまうけれど、まず空中に向かって二、三プッシュ吹きかけ、そのシャワーの中を自分が歩くと香りをうっすらと一枚まとっているようにつけることができるの」
これを下着の状態で行うことで、服を着たときの香り方がさりげなくなる。服に直接吹きかけると、シミになったり、別の日に違う香りをつけたときに混ざってしまったりするから厳禁だという。

今はもう香水をつけなくなっちゃったので、もうちょっと前に知りたかった笑

 


他にもたくさんの方のインタビューや写真が載っています。
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気になった方はぜひ、本屋さんで探してみてくださいね。

 

 

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今年に入ってからコムデギャルソンにはまっているキヌ。
ウー・ウェンさんへのインタビューも面白かったです。
前の上司の自慢が「奥さんがウー・ウェンさんの料理教室に通ってる」でした。
今なら懐かしいと思えるから時間ってすごい。

ウー・ウェンさんのワードローブの大半を占める、「コム デ ギャルソン」の服。毎シーズンのコレクションを青山店でチェックして新作に袖を通すが、十年以上着続けている服もたくさんある。「デザインがもう完成しているところがいいの。アクセサリーを足したり、コーディネートな悩んだりしないでいいから、結果的にシンプルに生活できる」
これさえあれば他はいらないという、「これ」を見極めること。忙しさに負けずに自分が納得できる質を保つため、おしゃれにおいても、毎日の料理においても、ウーさんが大切にしているルールだ。

「26歳で日本に来たとき、まだ日本語がうまく話せなかったから、北京で一度仕事をしたことがある日本人男性に連絡をとったの。彼に東京の街を案内してもらいながら、『日本を代表するファッションブランドは何ですか』と聞いたら『コム デ ギャルソン』の店に連れて行ってくれた」
ウーさんより27歳年上のアートディレクターであったその男性とは、二年後に結婚。幼いころからファッションが大好きだったウーさんだが、結婚を機にファッション誌を全く買わなくなったそうだ。
「私の体型って、身長に合わせると腰がブカブカ、Sサイズでは袖が短い。でも夫がすすめてくれた『コム デ ギャルソン』は胸が小さい東洋人にこそ似合う服だし(笑)、さいしょからしっくりきて。気取りはないのに主張を感じるところは、私が日本人に抱く印象そのまま。外国人から見ると、とても日本人的な服だと思う」
いつもウーさんをリードし、料理研究家の道にも導いてくれた頼もしい夫だったが、2005年に病気で他界。当時まだ小学生だった子供二人を、一人で育てていくことになったウーさんの毎日は、多忙を極める。
「二十四時間寝ないでがんばっても、まだやらなくちゃいけないことが終わらないの。そんな日々の中でやることの質を落とさないためには、絶対必要なこと以外は削ぎ落とし、これさえやれば大丈夫というやり方に変えなくては、と思った。おしゃれや買い物は私の心の栄養で、どんなに忙しくても切り捨てたくないから、ここなら確実に好きなものがあるというお店へ行き、一着でスタイルが完成する服を着ればいい。私にとってそれは『コム デ ギャルソン』だった」