ヒトコト図書館掲示板

髙橋キヌ、29歳独身。月に読む本は150冊以上、本代は常に10万円。ページのあいだに棲んでいます。

【映画】アマンダと僕

本日はこちらの映画をご紹介します。

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私はこっちのポスターのが好き。

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あらすじはこんな感じ。

突然の悲劇で肉親を失った青年と少女の絆を描き、2018年・第31回東京国際映画祭で最高賞の東京グランプリと最優秀脚本賞をダブル受賞したフランス製ヒューマンドラマ。
パリに暮らす24歳の青年ダヴィッドは、恋人レナと穏やかで幸せな日々を送っていたが、ある日、突然の悲劇で姉のサンドリーヌが帰らぬ人になってしまう。
サンドリーヌには7歳の娘アマンダがおり、残されたアマンダの面倒をダヴィッドが見ることになる。
仲良しだった姉を亡くした悲しみに加え、7歳の少女の親代わりという重荷を背負ったダヴィッド。
一方の幼いアマンダも、まだ母親の死を受け入れることができずにいた。
それぞれに深い悲しみを抱える2人だったが、ともに暮らしていくうちに、次第に絆が生まれていく。
監督・脚本はこれが長編3作目のミカエル・アース。主人公ダヴィッド役はフランスの若手俳優バンサン・ラコスト。アマンダ役はアース監督が見いだしたイゾール・ミュルトリエ。

なんだろ、想像していたのとは違う映画でした。
主人公のお姉さんが死んで、姪と同居ってことは知ってたんですけど。
なんでか勝手に交通事故で死ぬと思ってて。
交通事故じゃありませんでした
登場人物の死因で、印象が左右されるとは思っていなかったので新鮮。

 

 

パリに暮らす24歳のダヴィッド。
24歳なの?
大人っぽいな!
アパート(民泊に近いイメージ)の管理人をやっています。

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3時半の約束ですが、今4時半です

4人と伺っていたのでベッドがこれでは…

 

父親は亡くなったものの、
近くには姉のサンドリーヌと、姪のアマンダが住んでいます。

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正確には父親の妹も近くに住んでいるのですがややこしくなるので割愛。
忙しいサンドリーヌに代わって、アマンダのお迎えをしたりしています。
ダヴィッドとアマンダはそのくらいのライトな関係でした。
あの事件があるまでは。

ママはまだ寝てるの?
― いないんだ
どこなの?
ー 昨日の夜、大変なことがあったんだ
  男たちが銃を持って
  ピクニックや散歩してた人たちを撃った

サンドリーヌも、その現場にいて。
帰らぬ人となってしまったのです。
アマンダを残して。

父は3年前に他界
母はアマンダの顔も知りません
― 誰か手伝ってくれる人はいる?
叔母のモードが

― 歳の差は15歳以上?
姪は7歳、僕は24歳です
― なら、後見人の資格はあるわ 

誰かが後見人にならなければ、アマンダは施設行き。
姉を亡くした悲しみが癒えないまま、重大な決断を迫られるダヴィッド。 

アクセル、怖いよ
葬式までは持ちこたえたけど
子どもを育てるなんて…
まだ準備ができてない
誰も頼れる人がいない
食事もさせなきゃいけないし
宿題は忘れる
自分の子じゃないし

一方のアマンダも、母親を喪った現実を受け止めきれずにいました。

母親の話は一言も
水を向けると気をそらすか怒りだすんだ

ママの歯ブラシよ!
人の家のこと、勝手にしないで 

これは、大好きな人とのお別れに臨む、2人のお話。

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ネタバレが怖いのでこのへんで。
「感じられる時間は常にこの一瞬だけで、感じ終わったら決して戻ってこない」
ことに気づいて絶望したのは5歳くらいだった記憶。
そのあとアーユルヴェーダやらなんやらかじって、そうでもないことを知ったけど。
やはり、誰かが亡くなったタイミングでした。
それまでは死ぬってこと自体わかってなくて。
人は年齢によって見た目は変わるけど、延々生きてると思ってた。
身近な人が亡くなったときの
「戻ってこない」ことを受け入れたときの気持ち
を思い出した映画でした。
誰もが「見えていないだけでどこかにいる」という妄想に縋って乗り切るんだよね。
「戻ってこない」事実を受け入れられるようになるまでは。

 

 

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個人的に一番好きなセリフはこれ。

嫌いな物があったら最初に食べる?
それとも最後?
― 最初かな、君は?
私が嫌いな食べものは植木鉢に入れちゃうの

まさかの食べないという選択。
斬新…と思ったのですが。
嫌いな食べものなんて食べなくてもいいんですよね。
なんで食べなきゃいけないって思ってたんだろ?

 

ネタバレ含む感想はここに置いておきます。 

・「(保護者が迎えに来るまで)中に入って
 1人でいちゃダメよ」
・「先生は間違ってる!
 訴えるわ、覚えといて!」
 生徒もアグレッシブだな
・なぜ口で言わない
・「帰らせない気?」
 「もう少し君を引き止めたい」
・「また既婚者狙い?」
 「前回は既婚者って知らなかったの」
 「出会いは?」
 「Facebook、アマンダがいるから仕方ないわ
 夜は家にいなきゃ」
・「サンドリーヌ、悪いけど言っとくよ
 僕はアリソンにあまり会いたくない」
・そっかフランスからイギリスって電車でいけるのか
・「エマニュエル(ベビーシッター)の勉強を邪魔しないでね」
 そのくらいの感覚でバイトできるのいいな
・可愛いベッドカバー
 海の生き物?
・「ウサギが外に」
 ほんとだ、ウサギでけー
・「レナなら大丈夫だよ
 大量出血したけど輸血で助かった」
・叔母さんなのね
・「今日は何するの?」
 「駅まで客を迎えに行く」
 「そうじゃなくて
 遊びに行きたい、今日はお休みよ」
 「僕はそうじゃない」
・「ねえダヴィッド
 私といても楽しくないと思うわ
 1人になりたいの
 本当にごめん」
・父の妹なのね
・「ここにいる子たちは孤児ですか?」
 「大半はそうですが
 親権を剥奪された親の子も」
・「施設内は自由ですが
 外出は制限しています
 外出は年2回
 年末は勿論ですが
 あともう1回は夏休みです
 家に帰れる子とそうでない子がおりますが
 小さい子には、それが理解できません」
・赤に黄に塗られたエントランス
・「10分で済む仕事に3時間かかる」
・「あなたには支えが必要よ
 あなたを励ましてくれる人が
 今の私にはあなたたちを支えられない
 支えてくれてありがたいけど
 こんな生活ずっとは無理よ」
・「母親のいる故郷に戻るわ」
 「同居を嫌がってたろ」
 「そうだけど、あっちは広いから」
・「私はピアノが弾けないけど
 昔の生徒ならなんとか教えられる」
ダヴィッドのお母さんイギリス人なんだ
・「勝手ね」
 「迷惑なら門前払いしていいよ」
・「決めたんだ、アマンダの面倒を見ることにした
 僕が後見人だ
 養女にする」
・「こんなお願いをするのは君が最初で最後だ
 パリに来てくれ」
・「いつまで一緒にいる?」
 「少なくとも18歳までは毎日だよ
 一緒にいて耐えられそう?」
 「今に分かるわ」
・「個人的な話を?」
・「”エルヴィスは建物を出た”のよ
 もうおしまいよ
 もう戻らない」
 えーメモもとってないそこのとこ
 “エルヴィスは建物を出た”
 本当の終わりのときに使う言葉
・噛み合ってないけど
 アマンダには救いになったのかな
・別離を受け入れるまで
 人は長い時間がかかる
・原題は『AMANDA』なんだ